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舌痛症と呼吸
私は舌と上あごの粘膜が荒れており、これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。
最近、時間術大全という本を読んでいる。
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昔からタイムマネジメントの本はたくさん出版されているが、この本のすごいところは、現代の最大の時間泥棒:スマホ時代の時間術が紹介されていることだ。著者はGMailアプリとYouTubeアプリの開発者で、時間泥棒側がタッグを組んで編み出した時間術だ。
通知をオフにしなさいとか、インスタやXなど、ついつい使いすぎちゃうアプリは削除しなさいとか、スマホ依存症を自覚している人には実践的で本当に使える。
そんな時間術の一つとして、本当に自分のやりたいこと以外に意識が向いてしまったとき、呼吸を意識すると良い、というアイデアが紹介されていた。
「ひと呼吸」を意識する。
ほかのことに向かいそうになった注意をいったんリセットするには、ひと呼吸で十分だ。身体に注意を向けることで、脳内の雑音を鎮めることができる。
これは、本当はやりたいことがあるのに、舌痛症が気になってしまうときに応用できそうだ。
鼻から吸って、口から出す。このたった1回の深呼吸で舌の雑音も鎮めることができる。ゼロにできるってことではないけれど。
もっと呼吸で癒されたいときは、マインドフルネスの呼吸を意識している。下記はベトナム出身の禅僧でマインドフルネスの普及活動を行ったティク・ナット・ハンのウェブサイトに記載されている呼吸法だ。
過ぎ去ったことを後悔したり、深く落ち込んだり、やらなくてはいけないことに追われたり、心配ごとで心が散漫になったりしたと感じたときは、いつでも呼吸にもどって心をおだやかに落ち着けましょう。
では、鼻から出入りする息の流れに気づいてみましょう。
呼吸の働きが軽やかで、自然で、静かで、穏やかであることを感じてください。歩いている時も、庭仕事をしている時も、パソコンを使っている時も、一日中どんな時でも、この安らかな命の根源にもどることができるのです。
こんなガーター(偈)を唱えてみましょう。
息を吸って 息を吸っていることに気づく
息を吐いて 息を吐いていることに気づく
息をコントロールする必要はありません。
ありのままの呼吸を感じとります。
息は長いときも短いときも、深いときも浅いときもあります。
呼吸に気づく実践をしていれば、息は自然と深くゆったりとしてきます。
意識的な呼吸が心と体を一つにつなぎます。それが一瞬一瞬にマインドフルの力をもたらす秘訣なのです。
悩みが舌痛症であれなんであれ、心ここにあらずの状態になるのは辛い。息を鼻から吸って、鼻から吐く。ただそれだけに意識を集中すると心が落ち着く。マインドフルネス=今この瞬間の自分自身と周りの状況と調和することができる。
前回のnoteで書いた通り、アロマテラピーのようにいい香りを吸い込むと、鼻呼吸がよりやりやすくなる。
呼吸といえば、陣痛を軽減させるための呼吸法、ラマーズ法なんてのも昔、流行ったよね。調べてみたら、現在はラマーズ法はあまり使われなくなっていて、産婦さんの一番しやすい呼吸法を行うだけでも痛みの軽減はできるのだとか。
舌痛症が辛く感じるとき、音楽を聴いたり、お茶を飲んだりと、いろいろと対処しているが、呼吸はもっとも手軽に実践できる方法だ。呼吸が陣痛も軽減できるなら、舌痛症の痛みや違和感にも生かせると思う。