陰で守護神と呼んでいる先輩
守護神みたいな介護士がいる。
優しく、強く、たくましい介護士の背中。
仕事は正確でテキパキとしていて、周りから信頼されている。周りをよく見て、正確な指示を出してくれる。その眼差しは、神のように優しく微笑み、超越した存在。陰で「守護神」と呼んでいる。
その名も守田さん(仮名)と呼ぶことにする。
入居者は、事あることに「守田さん」を呼ぶ。
従業員からも信頼が厚く、何か分からないことがあると、真っ先に守田さんに聞く。
そんな守田さんが、休憩室で腰を痛め、
ロキソニンテープを貼っていた。
「最近、体重増えたんだよね。体重が重いと
痛みやすい」
「そんなことないですよ!」
「そんなことあるんだよ」と話していた。
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