飲まない
お子さまが、お水やお茶などの飲みものを飲んでくれず、お困りのことはありませんか?
嚥下機能的なことは、専門家の方や医療関係者の方々の意見が参考になりますが、うちの子の場合の『飲まない』については、つぎのようなことがあります。
【考えられる理由】
・感覚過敏によるもの。
・飲みものの温度が冷たいとき。(うちの子の場合は、温度が少し熱いときは大丈夫なのですが、季節によっては常温でも飲まないことがあります。)
・人に見られているとき、意識して飲まない。
《対処法》
・可能なら、好みの温度にしたり、ひとりになって飲める環境をつくる。(娘の通う支援学校では、保育所等訪問という福祉制度を使い、支援に入ってくださる作業療法の方の提案で、衝立で仕切りするなどの工夫をしてくださっています。)
これにより、人目を気にせず水分を摂取することができるようになりました。
あと、持たせる水筒のお茶や水分は、温かいものにしています。(真冬は保温タイプの水筒を使用しています。)
・体温調節が難しいうちの子の場合、どうしても水分を摂らせたいけど、中々飲まないとき、「これ冷たい?温かい?ぬるい?教えて?」など、質問形式にすると、そちらに意識がいき、飲んで感想を言ってくれるので、この方法は現在もよく使っています。
お子さまが楽しめる方法を、ご家庭でも試してみられるといいと思います。
・「飲む?飲まない?」と聞いて、仮にお子さまが「飲まない!」と言った場合、うちではは、「そう。飲まないのね。直すね。」などの声掛けをすると、慌てて「飲む飲む!」と言ってきます。こんな場面よくありませんか?
子どもってそういうところありますよね。笑。
押してダメなら引いてみる!的な。
うちの子は、体温調節が難しいことと、こもり熱があり、すぐに体温が上がってしまいます。
服で温度調節したり、水分を摂取したりは、こまめに気をつけています。
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。