離れられない

お子さまが、お母さんから離れられずお困りのことはありませんか?


【考えられる理由】

・不安である。

・視覚的問題がある。

・感覚過敏がある。

うちの子の場合、3歳くらいまで特に不安感が強く、わたしの体をずっと掴んでいたり、抱きついていたり、髪の毛を引っ張るように握っている状態でした。

寝る時以外はずーっ離れられないような状況でした。

後にわかったのですが、娘は強度の弱視がありました。(現在も眼鏡を使用しています。)

大学病院での診察の際、娘がどういう風に見えているかを体験し、その状態を知ったとき、とても大きなショックを受けました。

レンズ越しに見えていたのは、ぼやーっとしたモヤモヤの景色でした。

そして、生まれてから5ヶ月になるくらいまでは、抱っこしていないと寝てくれず、毎日5〜6時間くらい抱っこして寝かせる毎日でした。

寝たかなぁと思いお布団やベッドに寝かせようとすると、また泣く!の繰り返しでした。

これものちにわかったのですが、娘は感覚過敏が強く出ていたので、それもあったと思います。

不安だったと思います。

怖かったと思います。

わたしにずーっとしがみついている意味が、このときやっとわかりました。


《対処法》

・ただ甘えているだけではないこともあるので、あれ?なんだかおかしい?と思ったら、かかりつけ医の先生や、地元の保健師さんなどに相談する。(通所施設などがあれば、そちらの先生方に相談する。)

早めの対応で、対処できることに差が出るので、あれ?と思ったらまず相談してみてください。

・無理に離そうとすると、余計に執着してしまうこともあるので、無理のない範囲で離れる時間をつくるようにする。(お母さまも付き添いながら、他の人に抱っこしてもらうとか、15分30分と短い時間から離れてみて、離れても大丈夫だということを覚えるようにしていく。)

目のことや感覚過敏のことがわかるまでや、中々離れられないときは、いつになったら離れられるのかと悩む日もがありました、今思うととても神経質になっていたように感じます。

トイレに行くにもどこに行くにも離れられず、大変な思いをしているお母さんは多いと思います。

少しくらい泣いても大丈夫だったな!と今になって思います。

どうかひとりで悩まず、ひとりで頑張り過ぎないようにして欲しいです。

💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ    10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。

オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。

私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。

そこから拾い上げてきた対処法です。

全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。

全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。

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