感覚過敏(触覚の過敏の場合)
お子様が、粘土や砂を手で触るのを嫌がったり、裸足で歩くのを嫌がったりする事はありませんか?
うちの子の場合、掌、足裏、顔の感覚過敏が特に敏感で、日常の生活に大きな不便がありました。
皮膚の感覚、つまり「触覚」に過敏な反応が出ていたわけです。
そこで今回は触覚過敏について書きます。
【考えられる理由】
・皮膚のセンサー(触覚)から入ってくる情報の処理がうまくできないこと。
・触覚のネットワークに混乱があること。
《対処法》
触覚過敏のある子は、自分にとっての不快な刺激に注意や関心が傾きすぎるところがあります。
そればかりが気になって仕方がなくなるのです。
そこで、興味や関心が自分の身体の他の部分にも行き渡るようにできないかを考えました。
・日頃から、色々な感触に慣れるため、遊びを通して、色々なグッズを使用した。(イボイボボール、青竹踏み、くし、スポンジ、つぼ押しなど)
・起きている時は中々触らしてくれない過敏の強い箇所(顔や足裏)は、寝ている間に手やグッズを使い軽い刺激を与えた。
・砂場や芝生など、少しずつ素足で遊ばせた。
感覚過敏の改善ついては、作業療法士(OT)が詳しいです。保育所等訪問の手続きをすれば、学校や保育所に定期的に来てフォローをしてもらうこともできます。
お近くの支援事業所などに問い合わせてみられると良いと思います。
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。