私がプロの小説家になるまでの経緯と気付き⑦最終話
私がまったくの素人から小説家デビューに至るまでの経緯を紹介していこうと思います。また、デビューに至る経緯で得た気づきを共有することで、目標に向かって頑張っている方への手助けになればと思いこうして書き始めてみました。
ぜひ最後まで読んでいただき、目標達成する一助にしていただければと思います。
◆才能に自惚れ謙虚であれ◆
「こ……これで、ようやく――」
私は見終わったゲラ修正の原稿をみて大きく息を吐いた。
担当の編集さんに二回、課長さんに一回、そして編集長に一回と、計四回のゲラ修正を終えた私はその達成感に浸っていた。
もうこれで自分のやることはない。
あとは、編集社や印刷屋にすべてをお任せするしかない。
これで、自分の本が出来上がる。
そう思うと、自然と心臓が跳ねるのを感じていた。
「色々、迷惑かけて悪かったよ。でも、これで本になるよ」
「ほんとにね。でも、おめでとう」
そういって、私は妻と笑い合った。
そして、その一か月後。
書店に小説が並ぶ。
◆
「いいかな? ここで写真撮って。あんまり写真って本屋さんではよろしくないような」
「なら聞いてきたら?」
「でも、自分が作者っていうの、少し恥ずかしくて」
「何よそれ」
そんなことを言いながら、結局は許可を取って自分の本が並んでいる本棚の前で一緒に写真を撮った。
ぎこちない笑顔に、思わず苦笑いを浮かべる。
「本当に並んでるね。あなたが作った本」
「あぁ、そうだね。って、なんで泣いてるの?」
「だって。あれだけ頑張ってたから。うれしくて」
そう言って泣きながら笑う妻の笑顔を見ながら、私は夢が形になったことを実感する。
そうして、あれよあれよという間に、続刊が決まり、コミカライズ、そして文庫化が決定した。
分不相応なほどの扱いに、編集部の方には感謝しかない。
そうして、今でもコミカライズは続いているし、自分も新作を書いて、プロの小説家としてのスタートを切ったのだ。
ただ、こうして本を出せたのは、自分ひとりの力じゃない。
受け入れてくれた編集社、そして指導をしてくれた担当さん。生活面でも家族は素晴らしい支えになってくれた。
職場の許可を取るために、上司は協力をしてくれた。
ネット上で、悩みに乗ってくれた仲間もいた。
色々な人への感謝とともに、私は自分の本をパラパラと眺める。
「せめて三作くらいは出さないと。そして、もっと人気がでるのを書かないとな」
そんなことをぽつりとつぶやいて、私は今日もパソコンに向かう。
その目標が、三年後にかなうこともつゆ知らず。
*気づき*
一応、これで私がプロの小説家になった経緯とその時の気づき、は終わりになります。
本当はもっとたくさん書きたいことがあったのですが、それは、ちょこちょこ追加していきます。
ここまでで言いたいことは、見出しにもありましたが「才能に自惚れ、謙虚であれ」とうことです。
これは、私が実感したことですが、まず自分の才能を信じないことには何もできません。
私がインターネット上で人気が出たとき、編集部にもっていかなかったらこの話はありませんでした。
きっと人気が出ると信じて書き続けなければ続刊も出ませんでしたし、コミカライズなんて夢のまた夢です。
一作だけでなく、ちゃんと土台を作りながら実力を付けたいと思い、あきらめず書いていたら三作目も刊行することができました。
それは、ひとえに私が自分の才能を信じて書き続けたからです。
「どうせ自分はダメだ」
「きっと成功しないし」
「やるだけ無駄だよ」
こう思っていたら何もできません。ですから、
「どうせ才能ある自分がやったら成功しちゃうよな」
「きっと、成功するに決まっている」
「やったら、やった分だけ結果はでるし」
くらい傲慢なほうが、いろいろなことで結果は出せるのではないでしょうか。
まずは自分を信じて行動すること。
それがないと、いつまでたっても今の自分は変わりません。
そして、才能に自惚れつつも、自分を至らなさと感謝を忘れずに謙虚であることで、多くのことを学ぶことができます。
そして、学べるのは、キャリアが上だったり実力が上の人からだけじゃありません。キャリアや実力が自分よりないかもしれない人からも、たくさんのことが学べます。
むしろ、そっちのほうが多いかも。
ですから、才能に自惚れ、いろいろなことに挑戦してください。
謙虚になって、多くのことを学んでください。
そうしたら、目標達成できる気がしませんか?
もちろん、努力がかならず結果に結びつくわけじゃありません。
私も、これまでやってきた努力の中の本の一部のことがこうして形になりました。
ですから、ぜひあきらめず、目標達成できるよう一緒に頑張っていければと思っています。
私の次の目標は、デビュー作を売上で超えられる作品を作ることと、複数の編集社から声がかかるような作家になること。
そしてあわよくば、小説に加えてビジネスと展開して、今の仕事をやめフリーランスで働けるようになること(全然小説と関係ない)
それを叶えるために、これからも私は、自分の目標達成に向かって頑張ろうと思います。
それでは。
ほかの記事もぜひ読んでいただければと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました。
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看護師、小説家、カウンセラー、コーチ。
看護学生時代から心に興味を持ち、看護師を続ける傍ら精神看護、認知行動療法、カウンセリングを学んでいく。
1200人の精神疾患患者からの学び、セルフカウンセリング、コーチング理論を用いて、人間関係、仕事、そしてプロの小説家という夢をかなえていく。
自分を心の見方を変えるスキルを様々な人に発信しようと考え、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチ」として活動を始める。
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高校受験の失敗を皮切りに、自信が持てず孤独で、自分の人生を他人のせいにし、仮面を貼り付けることだけはうまく、こうして人を欺きながら生きていくのかと、将来に希望を持てず生きていました。
ですが、看護学校で出会った友人は、そんな私の過去さえも受け入れてくれたんです。
それから、私は人を傷つけるばかりではなく、自分が与えられる存在になりたいと思うようになりました。
そこから、私の心への興味が芽吹いたのだと思います。
求めるばかりの私は、恋愛においても同様で相手を傷つけてばかりでした。仕事でも、認めてほしいが先に立ち、空回りする日々でした。何事にも飽きっぽい性格で、浅く広くを体現したような生き方に、心底嫌気が刺していたんです。
そんな中、私は、精神看護、認知行動療法、カウンセリングやコーチング理論を学び、1200人以上の精神疾患を持つ患者さんに様々なことを学び、どんどんと自分を変えていくことができるようになっていきました。
その変化は、私にストレスの少ない世界と、明るさと、希望をもたらしてくれました。
その全ては、自分の変化から生まれました。
私は、自分の体験と今まで学んだ理論、そして精神疾患を持つ患者さんから学んだすべてを言語化し、人がどのように変わっていけるのか、それを知ることができました。
最初は、自分が幸せであればそれでいいと思っていたのですが、癌であった母が教えてくれたことで、また私の考えが変わったのです。
母は愛情豊かな人でした。
そして、私はその愛情の深さに、母の死をもって気づくことができたんです。
私は、今までたくさんの愛情を受けて育ってきた。
そして、多くの人の愛情で今の自分があるということも知ることができました。
今の私は、どうすれば人が変わっていけるか、目標達成できるかもわかっています。
ですから、私は、すこしでも幸せになる人が増えたらいい、自分を変えたいという人の手助けをして、おなじように幸せな人生を歩んでいってほしい。
今度は私の番だと思っています。
私が関わる人に幸せになってもらいたいのです。
そう思って私は、「3ステップで目標達成 自分で変われる力が身につくコーチング」をお伝えしたいと思っています。
すこしでも皆さんが変化し、良い方向に変われるように、ぜひお手伝いをさせていただければと思います。
よろしくお願いします。
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