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アレルギー症状のある人は必見!!【グルテンの交差反応】とは?
小麦に対してアレルギー反応がある場合
卵やチョコレート、コーヒーなど他の食品にもアレルギー反応を起こす(波及する)ことがあります。
これを【交差反応】と言います。
・アレルギー症状で悩んでる方
・アレルギーの対処療法に過ぎない薬は飲み続けたくないし、なんと言っても原因を知りたい!という方にとって参考になれば幸いです😊
小麦のたんぱく質の一つである【グリアジン】は、腸粘膜の細胞同士の連結を開く作用があるゾヌリンを放出させることが分かっています。これが腸の透過性を上げるため、腸漏れ状態となり、リーキーガット症候群を引き起こします。
リーキーガット症候群は、腸粘膜上皮細胞で選別機能(免疫)が働かなくなるため、未消化物やウイルスなど様々なものが、腸管から体内に入り込んできてしまいます。
そのため、他の食品に対してもアレルギー反応を起こしやすくなるという現象です。
この交差反応は
現代の品種改良が重ねられた小麦のグルテンだけではなく、現代の安価で大量生産されている牛乳のカゼインというたんぱく質にも同じことが言えます。
またグルテンは抗体ができやすいため交差反応を起こしやすいとも言われています。(その理由はこちらの記事へ⑥甲状腺疾患の部分)
抗体の対象物質以外にも、たんぱく質のアミノ酸構造が類似している物質に対して抗体が反応して攻撃してしまう現象が起きやすいと言われています。
実際に母の交差反応の例を一つあげます。
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母は以前からチョコレートを食べると100%必ずくしゃみが出ていました。
まるでアレルギーみたいだね、と話していたので、保険診療の一般的な即時アレルギー検査でカカオを調べてみましたが、医師からはアレルギーではないとの診断でした。
自由診療のクリニックでは、遅延型アレルギー検査もありますが、高額なため、またくしゃみだけの反応だったため、こちらの検査は行わず様子を見ることにしました。
別件(詳細はこの記事)で
母は鼻水が止まらない症状も続いていたので、こちらに関しては「小麦を3ヶ月ほど完全に絶ってみて」と伝え、実践したところ1ヶ月経過した頃にピタっと鼻水が止まりました。
グルテン不耐症の可能性が濃厚です。
しばらく小麦を摂っていない母が久々にチョコレートを食べると100%出ていたくしゃみが一切出ないようになっていました。(数日に分けて何回も試した結果)
母はグルテンフリー食に変えてから、年間通して常時悩まされていた鼻水症状がほぼ止まり、チョコレートを食べてもくしゃみが出ないようになった!!と症状改善とともに、身体がみるみる楽になったと大変喜んでいたので、私も本当に嬉しかったです👏😭
個人差があるので体験談と捉えて参考までに読んで頂けたらと思います。困っている症状がある場合は早めに検査することをオススメします。
即時アレルギーの検査は保険診療の病院で可能な場合が多いですが、遅延型アレルギーなどは自由診療の栄養クリニックで取り扱っていることが多いです。事前に料金含め確認することをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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