深夜コーヒードリッパー
金曜日の深夜ですが。やっぱり眠れませんね。
同じような人はおられますでしょうか。
ただいま午前2時。
土曜の朝まで暫く。
コーヒーでも淹れます。
疲れてるのにねえ、なんだろうねえ。
私は、育った家が、喫茶店をやっていた時期があります。
なので、小学5年生にもなると
毎朝の家族分のコーヒーは、
私が大きなポットにドリップして淹れていました。
店が朝8時からモーニングを出していたので、
両親は朝の仕込みや、掃除やらで準備に忙しいのでバタバタするのです。
なので店の奥に隠れて
流しの隅っこのコンロで、
私が家族分の朝食用のコーヒーを淹れておくのです。
学校に行く前に、眠くてボーっとしながらコーヒーをドリップし、
家族4人分の食パンを焼くのが仕事でした。
食べるのも自分で用意して食べて、流しで洗って片付けて。
やっとこさ学校に行きます。
そういえば、ブラックコーヒー飲んでましたよ。
まだ12歳くらいから。
ちゃんと好きでした。トーストを食べるときは今でもブラックです。
コーヒーの淹れ方も、そこそこ厳しく(笑)教わりました。
母がこわくってね。
あれから何十年も経ちますが、しみじみ思うのは
コーヒーって、
誰かに淹れてもらうのが、いちばん美味しい。
豆の良し悪しや、器具の良し悪しよりも、何よりも。
誰かに、淹れてもらって、カップに注いでもらう1杯のコーヒーは
本当にありがたく、温かいものです。
タイムトラベルができたなら。
あの頃の私が淹れてくれるコーヒーを飲みたい。
そして、
ご馳走さま、って言いたいです。
コーヒーは不思議です。
おやすみなさい。
何か良いことありますように。
では、また。