俳句 茶の庭
茶の庭の池に紅葉と空のあり
シュンシュンと湯の沸き火の香冬茶会
衣擦れの音も静もる冬茶席
今 県の文化祭の開催中です。友人にお茶のチケットを頂き 行ってきました。久々のお茶席です。
小雨でしたが、庭の紅葉 池の鯉を眺め、
短冊「経霜楓葉紅」 香合は琵琶 花は椿 の設えの中 お茶をいただきました。
お菓子の銘は「紅葉重」 茶碗は萩
晩秋の風炉名残りの茶会という風情 シュンシュンと沸く湯の音や香り 一時間ほどでしたが、なかなかに 濃い時間を過ごせました。
参加者は気軽(服装も作法も)ですが、 お茶を点てて下さる方々は皆永く精進されておられ、運んで下さる方々もお着物で 衣擦れの音も清々しく 有りがたき事でした。