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俳句 蟄虫坏戸

   何か落つふり向く親子栗ひろい

  

   薄日差す秋海棠の儚きに
          

     
 蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)七十二候
    寒さを恐れ、虫が地中に姿を隠す頃

写真は 秋海棠 と 栗 (墨彩画)
七十二候の言葉に俳句と絵を合わせることに挑戦中(50/72)

 栗は 落ちると音がします。草の上に ぽとり でもない ぼさっ でもない表せない音で 落ちます。栗ひろいを愉しんだ日を思い出しています。

 秋海棠は 花軸も花柄も儚く美しく その先に小さい可憐な花が咲いています。ガラス細工のように見えるのに 近づけば 柔らかく 風に吹かれて 一斉に揺れるさまは 表しがたい魅力があります


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