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3行日記 #124(ちんどん屋、丸い穴、い〜ざぁええDay)

一月二十日(土)、雨のちくもり
大寒、款冬華、ふきのはなさく
大寒、臘梅凝蜜、ろうばいみつをこらす

午前、妻の友人の花ちゃんと、ちんどん屋の企画展に行った。登場人物の名前のなかに、芋、栗、豆が入っていた。春に富山でちんどんコンクールがあるらしい。

昼、となりの学食でお昼を食べて、箕面へ。川沿いを歩いた先にある滝を見に行った。遊歩道の脇の店でもみじの天ぷらを売っていた。ひとつ食べてみると、甘いころもを食べただけだった。毎週土曜日に、滝まで歩いた人にスタンプを押していて三十個集めると缶バッジがもらえるらしく、今週のキーワードは粕汁だった。缶バッジまでの道のりは遠い。駅までの帰り道、木の枝に何かが歩く影が見える。猿だった。よく見ると十匹以上の群れで、器用に枝をつたって移動していた。小屋の屋根のうえに積もった落ち葉をどけて、下にあるどんぐりを口にしていた。

駅の近くにある地元の小さな郷土史博物館みたいなところに寄ってみた。丸いのぞき穴が空いた大きな四角い箱があったので、顔を近づけてみると、無造作にパソコンのディスプレイが置かれ、平安貴族、鬼、馬などがくつろいでいた。

駅の近くにあるミスドの一号店に寄った。箕面の限定商品で、創業当時の昔ながらのドーナツがあったので注文してみた。いつもの生地よりも素朴でおいしかった。帰りの電車のなかで、福井のテレビの話になり「い〜ざぁええDay」や「おかえりなさーい」の話をした。

夜、和風オムライス、中華スープ。チャックの散歩、ぐるーっと大きくまわる欲張りコースだった。商店街の銀行の前で洋服を売っている露店がある床のコンクリートに、なにか白い紙が貼ってある。覗くと「今年一月一杯を休みます 露店主」と書かれていた。

#3行日記

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