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3行日記 #192(クマムシ、粘菌、カロム)

六月二日(日)、晴れ時々雨

午前、彦根へ。初めて降り立つ。まずは駅から少し歩いたところにある古本屋へ。中学校の理科の先生だった人がやってる店だった。店内に顕微鏡があった。見られるんですか、と聞くと、少し前に捕まえたクマムシを見せてくれた。身近にあるギンゴケという苔によくくっついていて、苔の汁を吸っているらしい。顕微鏡をのぞくと、苔にしがみついて脚をじたばたさせてもがいていた。想像していたよりも活発だった。その後もいろんな粘菌を見せてくれた。紫芋のような色だったり、金属光沢があるようなものだったり。『物理の散歩道』を購入。

商店街のおもちゃ屋に入る。今回彦根を訪れたのは、カロムというボードゲームをやるためなのだが、ショーケースに並んでいた。本当かどうか知らないが、彦根では一家に一台みんな持っていて、小学校でも体験するという。子どものころ、運動公園の売店で買ってよく遊んでいた、グライダーのおもちゃがあったので買った。

昼、少し離れた餃子の店まで歩こうと思っていたのだが、途中の定食屋からでてきたおじちゃんに妻がつかまり、おいしいよ、と言われていたので店をのぞくと満席に近い。店先のメニューの中華そばの写真がおいしそうだったので、その店に入ることにした。中華そば、やきめし、カツ丼を食べた。

午後、ボードゲーム屋へ。今回の旅の目的である、カロムをやった。盤上に木の駒を並べて、それをデコピンで飛ばした手駒ではじいて、四隅の穴にいれる。ビリヤードと消しゴム落としを混ぜたようなゲームだ。なかなか思うような場所に飛ばせず、力を入れすぎると、外に飛んでしまいペナルティになってしまう。難しい。その後、国の領土のマスをつなげるゲームと、キュウリのカードゲームをやった。妻は終盤、テンションが下がっていた。彦根城まで歩く。公園のベンチに座って、途中の店で買った柏餅とういろを食べた。

夜、ハンバーグ、スープ、レタス、キウイ。箸置きにはまだひじきが乗っていた。チャックの散歩、外に出ると小雨がぱらついていた。ガード下へ。途中から道をそれて北へ戻って帰宅。きょうは三人匹ともうんこがでない記念日になった。

#3行日記

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