『はじめての哲学 神さまのこと』オスカー・ブルニフィエ(2012・世界文化社)
世の中には「神さま」に関するいろんな立場や考え方があるんだよ、みたいなことを教えてくれる絵本。
一番最後にこう聞かれる。
せっかく聞いてもらえたので、考えてみる。
う~~ん、う~~ん。
そうですねえーーー
私は宗教とは距離をおきたい派。普通に無宗教ですネ。
が、しかし。
日本人だからでしょうか。「儒学的な道徳感」のようなモノが、まったく知らぬ間にからだに染みついてるような気がするんですよ。文化的な擦り込みってゆーか何てゆーか。うまく言えないのですが、我々日本人が自然と身につけながら育つ道徳のようなもの?(ついチョット前まで儒学が何かすら知らなかった私が言えることではないのですがっ(^^ゞ)。
しかしよー考えてみれば現代に生きる我々も、江戸・明治・大正・昭和・・・・と過去と地続きの世界に生きているわけですから。当然と言えば当然のことのような気もします。
それから、アニミズムの世界観はとても好き。
一神教は嫌いだが、多神教は嫌いじゃない。神様は多ければ多いほど、おめでたし!と思っている。七福神とか八百万とかめでたさの極み。
となると私には、先日読んだ西田幾多郎先生の神様の出てこない宗教観みたいなのが一番しっくりと馴染みがいーんだろうなあと思う。もしも将来宗教にすがりたくなる日が来たら、その時は私、幾多郎教と七福神様教に入信しよーと思います!