福井県 / 若狭湾に面した町を歩く旅
前回の記事では、若狭高浜駅から若狭湾に向かう一本道の魅力と、ご当地グルメを紹介しました。
うみから食堂で何を食べようか決まりましたか?(笑)
あ、そうそう。ここはテラス席もあります。
これからの季節、海風にあたりながら、こちらのスイーツを満喫するのもいいですね!
さて、大満足の食事のあとは海を見に行ってみましょう。
すぐそばに若宮海水浴場があります。白い砂浜が広がり、ここから見える青葉山(若狭富士)はとてもきれいです。
そしてここにはポケふたこと、ポケモンマンホールがありますよ。
何も考えずにただ歩く。それを優しく受け入れてくれる場所でした。
では次に向かう場所はこちら。
こちらも1kmもないと思います。海沿いを歩けるので、ぜひ徒歩で向かってほしいところです。
高浜町の名勝「明鏡洞」がある一帯が城山公園になっています。この岩は長い年月をかけ波の侵食によってできた奇岩。ここには全部で8つの奇岩があり、それらを見ることができる遊歩道※が整備されています。
※遊歩道は自然の形を極力残した整備具合です。斜面が急だったり、道が細い場所や段差がきつい場所などもあります。行かれるときはスニーカーを推奨します。
明鏡洞を見ることができるこの場所はとっても広いです。両側に海が広がり砂浜と大きな芝生広場がひとつになっています。行った時期が4月末とゴールデンウィーク中だったので鯉のぼりが泳いでいました。
上記写真の「城山展望台」 「天王山展望台」ともに遊歩道があり日本海に浮かぶ奇岩をはじめ、神社、高浜城跡、前回の記事で紹介した青戸の大橋などを望むことができます。
両方とも小高い丘のような山なので一周するのにさほど時間はかかりませんが、まぁまぁなアドベンチャー気分を味わえます。
ここは実際に楽しみながら歩いて、いろいんな発見をしてほしいです。
この2つの山の遊歩道は道順がありません。なので時折、あっちからもこっちからも人が歩いてきます(笑)釣りをされている方もおられました。くろしおは方向音痴なので、あれ?間違えた?と通り過ぎたり戻ったり…(笑)いい冒険ができました。
若狭高浜。
これで終わりだと思うと大違い。とっても素敵な海岸がまだあるんです。行ってみましょう!
若狭高浜すごいでしょ!のひと言につきます。
海水浴場ですが、海水浴シーズンを外して訪れてほしい場所です。ここを歩けばそう言いたくなります。そして2度目は海水浴に。それは綺麗ですもの泳ぎたくなりますね。ここはマリンスポーツも盛んのようでサップをしている方も見かけました。サーフィンもできるみたいですよ。
最後は若狭高浜の夕暮れの様子を。
青葉山に沈む夕日は日本の夕陽百選に選ばれています。
宿泊した日の晩ご飯はこちら。
お寿司は間違いない美味しさ。甘鯛は若狭では 「若狭ぐじ」 と言われ高級魚になります。関西の料亭などで使われたりするそうですよ。スーパーで見つけたら買うべしです。それに加えてこのソースカツがめちゃ美味しかった!さすが福井のご当地グルメだけあります。
いかがだったでしょうか?小さな町にギュッと詰まった様々な景色。柔らかい海の色、白い砂浜、長い歴史の中で姿かたちを変えていく岩。それとは逆にずっと変わらずそこにあったとされている神社やお地蔵さま。そしてここでは日本海という大海原でさえ優しさを覗かせる風景に出会えます。
大掛かりな旅行は大変だけど、ちょっと息抜きしたいなぁと思ったら、ここ若狭高浜へ。町と景色と人が、時間の過ぎ去り方に魔法をかけてくれますよ。
くろしお
大阪から普通列車で行く北陸旅のススメで紹介した柏原駅と同じメルヘンチックな駅舎があるのは若狭本郷駅です。
これらの駅舎は大阪で開催された 国際花と緑の博覧会 の会場で使われいたものを移設したもの。今で言うSDGs(エスディージーズ)になるのかな。
取り壊されずに再利用されるのはとても素晴らしいことですよね。
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