タイトル変わって…佐世保バーガーめぐりの旅 ~ 長崎県
いやはや食べれば食べるほど、他のお店の佐世保バーガーはどんな味なのか気になりだして、ふたつの日本最西端に行きたい旅だったのが、知らぬ間に佐世保バーガーめぐりの旅になっていました。
~前回の記事~
お昼過ぎには佐世保を発ちます。旅の最終日は食べてみたいお店があるところへ。もう佐世保バーガーを食べに行くことが観光です。
今回の宿泊は東横インでした。駅の目の前でめちゃくちゃ便利。しかしツインでも2人で泊まるとちょっと手狭。まぁ、ビジネスホテルですし仕方ないかな。ここでプチ情報。ツインの部屋は全て国道側のようで部屋から海は見えません。海側に泊まりたいときはシングルかダブルがいいかもです。
東横インの朝食はサクッと済ませ、佐世保バーガーを食べに行きましょう。歩いているとさっそく教会が見えてきました。
佐世保駅から徒歩すぐです。
佐世保ではこのような風景が日常に溶け込んでいます。
そしてやって来たのはこちら。
こちらのアーケードは一直線のアーケードとしては日本一の長さを誇る全長1kmの商店街。
『さるく』とは佐世保の方言で “散歩する” という意味だそうです。
『4〇3』は四ヶ町商店街の4、佐世保玉屋(百貨店)の〇、三ヶ町商店街の3、の総称なんだって。
くっけん広場 。
このカレー、軍艦ごとに具材や風味が違うのです。食べ比べしてみたくなるね。
だけど、今は松浦アジフライが食べたい~。
佐世保バーガーを食べる前にちょっとつまみ食いです(笑)
揚げたてなので熱々ジューシー。
魚のフライでたまにある、カスカス感はまったくありません。肉厚で味が濃い気がしました。これ松浦魚市場で食べたらもっと美味しいかもしれません。
こちらへは昨日乗車した松浦鉄道に乗って行くことができますので、よかったらぜひ行ってみて下さい。
私たちはアーケードの終点までブラブラします。
アーケードの床には長崎の名所や伝統工芸などのタイルが埋まっていて、歩いているだけで長崎を知ることができます。
佐世保でもマクドナルドが食べたい!って方はこちらへ。駅からはちょっと遠いですけどね。
こちらの蜂の家は、観光ガイドに必ずと言っていいほど紹介されているお店。ジャンボシュークリームが有名みたい。
さらに日本一長い商店街の中には『ミニミニ商店街』もあります。訪れた時は探してみてね。
上ばかり見ていると見落としちゃいそうだけど、こんなにもかわいいマンホールもあるから、足元もチェック!
では戻ります(笑)
ここも気になったのだけれども。。。
BIGMANは佐世保バーガーの老舗です。次、来た時は食べてみたいと思います。。。
てな訳でこちらで佐世保バーガーをいただきます。
C&Bオリジナルバーガーをオーダー。
正直に言います。美味しいのだけれど、ここのホームページに紹介されているまんまの味です。
“素材にこだわったオーソドックススタイルのバーガー”
私としては、今まで食べた佐世保バーガーが個々にきちんと個性を感じられただけに、なんか物足りない。佐世保らしさが感じられなかったって言うのが率直な味の感想でした。これなら大阪でも探せば食べれるなぁ~って思ってしまった。
もう一件食べてみたいバーガーやさんがあるので行ってみましょう。
このとんねる横丁は戦時中の防空壕をそのまま市場にしたとても貴重な通りです。
この市場の中にあるこちらへ。
メニューは至ってシンプル。ちょっぴり寡黙なオーナーさんが調理してくれます。
ひと口食べた瞬間から虜になる味です。息子と顔合わせて、「これ、ヤバない?めっちゃおいしいねんけど。」って言い合ったぐらいです。そこからは、もう2人とも無言になり夢中で食べました。だって美味しいんだもの。めちゃくちゃおすすめします。
だけど、ひとつだけお伝えしておくとオーナーさんは、とてもシャイな方のように見受けられます。店内には『無断撮影禁止』と書かれていたり、満席な中お客さんが入店してくると『今、いっぱいです』としか言わなかったり。そのような雰囲気が嫌な人は来ない方がいいかも。だけど、ハンバーガーに対する愛情はものすごく熱いことが伺えるオーナーさんです。出来上がったバーガーを持ってきてくれた時も、『お待たせしました。少し押さえてから食べて下さい。』と、物腰柔らく説明してくれます。私が『写真撮ってもいいですか?』と聞くと優しく『どうぞ、いいですよ。』とも答えてくれました。私は、また佐世保に来ることがあったら、間違いなくリピートします。寡黙なオーナーさんが作るこのバーガーを食べたい。唯一無二な佐世保バーガーだと思います。
佐世保ともお別れの時間。駅に戻ると港に豪華客船が停泊していました。
さて、行きと同じルートで帰れば早く大阪に帰れるのですが、乗りたい列車があるので九州をちょっとだけ大回りして博多に向かいます。(ヘッダー写真でバレてますが(笑))
まずは新大村まで快速シーサイドライナーで向かいます。
観光列車を思わせるような車内ですが乗車券のみ(普段乗る電車で買うきっぷ)で乗車できます。
こちらの路線は大村湾沿いをひた走ります。沿岸ギリギリを走行するので、なかなかの絶景です。
まだまだ新しい匂いの残る駅舎です。駅前には無印良品やスーパーなどもありました。
そんな新大村駅から乗車時間わずか15分(笑)新幹線かもめに乗ります。せっかく長崎まで来たんだし乗りたかったんですよ、かもめ。
新幹線ホームで記念に一枚。
電光掲示板にあるリレーかもめ。こちらも乗りたかったんです。新幹線と在来線の対面乗り換えやってみたい(笑)
これは必ずリレーかもめに接続するので、この新幹線に乗れば博多まで行けますよという意味。「新幹線かもめ」と対面乗り換えできる「リレーかもめ」。この2つをひとつの列車として扱っているため新幹線かもめは、博多行きと表示されているのです。
こんなに短い乗車時間の新幹線に乗るのは初めて。新幹線の2駅はあっとゆう間です。
武雄温泉に到着すると、すでにリレーかもめがホーム向かい側に待っていました。
全身黒ずくめのボディ。JR九州の列車のデザインは水戸岡鋭治さんが主に手掛けていますが、その第一号がこの列車なんです。今ではリレーかもめとして活躍していますが、元は特急つばめ。九州に新幹線がまだ走っていなかったときに、博多と鹿児島を結ぶ豪華特急として完全新造車※として生まれたのがこの列車なんです。
※古い車両を改造したものではなく、一から新しく作り上げた列車のこと。
もう30年も走り続けているこの車両。今なお貫禄のある出で立ちは健在です。
九州旅はやっぱり列車にたくさん乗ったほうが楽しいと思います。特色を凝らした列車がいっぱいです。JR九州は『D&S(デザイン&ストーリー)列車デザインと物語のある列車で九州を楽しむ』をコンセプトに様々な観光列車が走っています。
最後はJR九州の紹介みたいになっちゃったけど、長崎 佐世保の旅はこれにてお開き。
佐世保は、なんだか親近感が湧く街でした。めちゃくちゃ栄えているわけではないけれど、廃れてもいない。駅も巨大ターミナルではないけれど、かと言って無人駅ではないから降りると人の行き交いをきちんと感じることができる。いろんな文化が入り交じっているけど、ひとつの文化には偏っていない。
人に例えると、近所のおばちゃん、おじちゃんって感じ。
一週間もいればすっかり馴染んでしまいそうな場所。それが佐世保でした。
とにかく佐世保バーガーおいしかったぁ。
佐世保バーガーを食べるためだけに再訪したいぐらいです。
また、行けたらいいな。
くろしお
平戸と佐世保、おすすめのお土産はこちら。
あご※(トビウオ)を使ったものがどれも美味しいです。ぜひ!
※「あご」とは、九州北部から日本海側の地域で呼ばれている「トビウオ」の呼称です。