試される大地の優しさに触れた北海道10日間の旅 /旭川のユーモアセンス
JRフリーパスで北海道一周の旅note。
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おはよう!旭川
窓から見える旭川駅の明かりに誘われて、駅へ朝散歩に出掛けることにしました。
昨日は暗くてよく見えなかった、南口の北彩都ガーデンにも行ってみよう。
北彩都ガーデンをすべて散策するには40分ぐらいかかるそうですよ。
四季折々の花が咲き、緑があふれ、ここに来れば北海道の春夏秋冬を感じることができると思います。
そして広場にはこんなものも。
神居古潭『かむいこたん』
こちらもアイヌ語で、カムイは『神』、コタンは『村・集落』と言う意味で『神の住む場所』なんだそう。旭川にある景勝地の地名です。昔の函館本線に 「神居古潭駅」 があったそうで、駅舎や駅名標が残されているみたい。行ってみたいな。
だったら “特急カムイ” は神が宿る特別急行ってことになる。
今回の一周旅ではカムイに乗らない(泣)残念。
いつか乗れるよう神居古潭石にお願いしておこう。
とってもいい朝散歩でした。
駅構内(改札外)にはキヨスクがあってお土産も充実しています。
他にはお蕎麦やさんと駅弁販売所もあります。ここも珍しく、お蕎麦やさんが駅弁を販売しています。いや…駅弁屋さんがお蕎麦を販売?どちらにせよ、旭川は買い物公園(←前回の記事で紹介しています)と言いユーモアセンスがそこかしこに光っていて面白いです。
お蕎麦は幌加内産※で、こだわりを感じます。(食べてないけど(汗))
※北海道 幌加内町は蕎麦の生産量が日本一。その他に日本最大の人造湖「朱鞠内湖」(←東京ディズニーランド約30個分の広さ)、日本最寒記録「-41.2度」と日本一を3つも持っている町なんだそうです。
そんな幌加内産のお蕎麦は駅構内自由通路でも食べれるんだって。
柱の向こう側に長いテーブルがあり、椅子が何脚か置いてある。ただ座るだけでも蕎麦を食べても自由です。何度か行き来したけど、必ず誰かが座ってる。ひとり本を読む人、お友達と何かを飲みながら楽しくおしゃべりしてる人。みんな思い思いに駅の中で過ごしている。
椅子、テーブル共にとってもオシャレな木製のもので、あれは座りたくなるよなぁ~と思い調べてみたら、これがなんと旭川は家具の街なんですって。実際に使用しながら確かめることができるショールーム的な役割も担っていて旭川家具工業協同組合の取り組みだそうです。
駅舎も家具も北海道産のタモ材を使用していて駅舎の設計は内藤 廣さんという建築家。JR高知駅やJR日向市駅、関西だと「とらや京都一条店」などを手がけているのだそう。
もう絶対くろしおは自由通路で食べたい!そんな椅子とテーブルで幌加内産の蕎麦なんて格別に決まってる。ラーメン食べたし、次来た時は蕎麦だね!
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最後に宿泊したホテルのエレベーターホールから見えた北彩都ガーデン全体の眺めを紹介します。(ワイズホテル旭川駅前に宿泊)
旭川駅の正面にあたるのは北口ですが、滞在される時は南口も忘れずに行ってもらいたいなと思います。
ちなみに大雪山は『だいせつざん』『たいせつざん』どちらでも正解。読み方が統一されていないそうです。
「特急 大雪」は、「とっきゅう たいせつ」とアナウンス※されていますよ。乗る機会がある時は聞いてみて下さいね。
※自動放送は 「特別急行(とくべつきゅうこう)」 ではなく 「とっきゅう」 とアナウンスされていました。
ここに来るまでは旭川と言えば動物園のイメージが強くて、予定ではただの通過点でしか考えていなかった。なので旭川ラーメン食べれたらええか~ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、旭川は駅も周辺も魅力たっぷりな景観でとても楽しかった。事前に調べて見に行く景色も期待がふくらみワクワクするけど、行った先で出会った思いもよらぬ発見は何倍も私の心を躍らせ、旅の思い出として色濃く残るものとなりました。
滞在中の半分は駅で過ごしたと言っても過言ではない旭川。ただの駅では済ますことができない温かみのある魅力がここにはある。この駅の造りの素晴らしさがきっかけで、旭川が家具の街であることも知ることができた。
旭川駅で列車を降り、コンコースに向かえばきっとわかるはず。
家具の街が生み出す温かい魅力とはこのことなんだと。
最後にひとつ、、、買い物公園通りで流れていた地域放送?有線?で『♬踵から~足を出すとき踵から~♪か・か・と・から~♪♬』って歌が流れていて、通りの雰囲気と相反するメロディに、面白すぎて一人で笑いを堪えてしまったのですが、聞いたことあるよ!って方いないかなぁ。しばらくこの歌詞とメロディが頭の中をグルグル回っていました(笑)
こんなギャップも魅力のひとつです。
旭川はハイセンスな上にユーモアのスパイスが絶妙なとっても素敵な街でした。
そんな旭川に別れを告げ、次は網走を経て釧路に向かいます。
くろしお
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