小学生向け認知行動療法をベースにしたストレスマネジメントプログラム②
【感情のラベリング】
「なんか自分の中のむしゃくしゃをうまく言葉にできないから、すぐ『◯ね!』っていったり、『うざい』でおわらせたり、暴力にはしったりする感じがするんです」って同僚の先生が言っていました。
感情を上手に言葉にできると、ストレスが軽減する効果があって、感情を言葉にすることを「感情のラベリング」といいます。(イヤイヤ期の2歳の子が言葉を覚えていくと落ち着いていくのとなんか似てる)
ココモンフレンズ1回目は、この感情のラベリングを扱いました。感情の語彙を増やすこと、感情を言葉に(ついでに大きさも)表現することで、感情を上手につかまえれるようになるのが目的です。
これができるようになったら、「気分がむしゃくしゃ!!」→「このむしゃくしゃは怒り(ラベリング)」→「自分は今、怒っているんだな(メタ認知)」→「怒っている自分を受け入れながら、受け流す(マインドフルネス)」につなげていきます。
そうやって感情とその感情を冷静にみている自分を手に入れることで、感情をコントロールします。そして、このメタ認知、マインドフルネスの部分を上手にできるようになるために「マインドフルネス瞑想」があって、それが2回目のプログラムにしようと思っています(まだできていないけど、、、)
実際に授業をやる前に、ある人達と話していて、小学生四年生が自分の感情を認知していくのって難しいかなぁと思っていたんですが、そここそ友達の出番やんとなって、このココモンフレンズは、基本小さなサークルでお話しながら進めていく形にしました。それぞれの感情の持ち方に耳を傾け、一緒に認知や行動の修正の方法を共有しながら、実際にトラブルがあったときは一緒にそれを使って解決していってほしいな。先週、学年2クラスでスタート!ココモンのキャラは好評で、感情のラベリングも好きな名前つけて楽しんでいてとりあえずよかった!
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