くろ

小学校教員です。日本一のブログサービスのプロデューサーから先生に。 専門は心理学(って…

くろ

小学校教員です。日本一のブログサービスのプロデューサーから先生に。 専門は心理学(っていいたい)。ABA、ポジティブ行動支援を取り入れた実践。自由進度学習、子どもが主役の学級・学校づくり。公認心理師試験合格(未登録)。今年はCBTを取り入れたストレス予防プログラムを作りたい

最近の記事

小学生向け認知行動療法をベースにしたストレスマネジメントプログラム②

【感情のラベリング】 「なんか自分の中のむしゃくしゃをうまく言葉にできないから、すぐ『◯ね!』っていったり、『うざい』でおわらせたり、暴力にはしったりする感じがするんです」って同僚の先生が言っていました。 感情を上手に言葉にできると、ストレスが軽減する効果があって、感情を言葉にすることを「感情のラベリング」といいます。(イヤイヤ期の2歳の子が言葉を覚えていくと落ち着いていくのとなんか似てる) ココモンフレンズ1回目は、この感情のラベリングを扱いました。感情の語彙を増やすこと

    • 小学生向け認知行動療法をベースにしたストレスマネジメントプログラム①

      【感情と自分をきりはなす】 認知行動療法をベースにしたストレスマネジメントプログラムを実践研究していく中で自分がちゃんとこの学問について、整理して話せるように、プログラムを作りながら発信もしていきたいと思います。 認知行動療法の心の向き合い方の一つに「脱フュージョン」というのがあります。人は、何かストレスになる出来事を感じたとき「あー怒られて悲しい。なんて自分はダメなんだ。」とか「もうしんどい。やめよう。またあきらめてしまった」みたいに頭に思い浮かんだ思考を自分につなげてし

      • 教科担任制

        小学校は担任の先生がほとんどの教科を教えるという流れから最近は「チーム担任制」や「教科担任制」という流れがあって、いろいろな先生で子ども達を見ていくというのがあります。 賛否両論あって、去年、勤務校も検討したけど、やりませんでした。 自分は、とりあえずやってみるのが好きなので、とりあえず今年学年で、教科担任制とまではいえないですが、思いっきり教科を交換してみることにしました。 昨年だったら、自分が担当しているのは、国語、算数、社会、理科、体育、図工、道徳、外国語、音楽、総合で

        • 学級通信

          新任からずっと担任を持ったときは、毎日学級通信を出すっていうのをもはや意地になって続けていますが、通信タイトルが違うぐらいで14年間ほとんど同じデザインだったのですが、15年目にして、大幅リニューアルしました(自己満足)!! というのも、今年一緒に組んでる先生が、「学級通信どうしてますか?」って聞かれて、「あーごめん、毎日だす人やねん。」と隣の先生が毎日だすのって嫌だろうなと勝手に思ってたりするので、言うと、「前の学校の初任者指導の先生が通信毎日だす人で、よく発行を怠っていた

        小学生向け認知行動療法をベースにしたストレスマネジメントプログラム②

          自由進度学習

          じっと座るのが苦手だったり、音に過敏だったり、言葉の理解が苦手な子もいれば、習い事で学校の課題のレベルをとっくにできている子が同じ教室の中にいる中で、みんなが楽しめる授業(UD)をあれやこれや工夫して先生達は考えるわけですが、最近はUDLの考え方を知って、「選べる」がキーワードです。先生が「みんなが楽しめる」を作るのはなんやかんやで難しいから、じゃあもう最初からいろんなものを用意しといて子ども達が選べればいいんじゃない?ということです。家族でホテルにとまって、朝は和食派の親と

          自由進度学習

          4年生 総合学習「ゴミ」

          今年はいろいろやりたいことやってみようってことで、総合学習もPBL型で「ゴミを減らすには?」という問いだけ子ども達になげて、後は自分たちで考えたことを実際にやってもらって、検証して、結果や取り組みの過程を好きなように発表してもらうという形でやってみてます。 今は、何をするかを決めて実際にやってみている段階なんですが、これが面白くて。あるグループは、学校中にリサイクルボックスおいて、いらなくなったものを集めてたり、あるグループは、クラスの給食の残飯を減らすために、完食キャンペー

          4年生 総合学習「ゴミ」

          この指とまれ式クラブ活動②

          自分たちでクラブをつくって参加者を呼びかける「この指とまれ式クラブ活動」のその後です。 クラブを立ち上げた呼びかけ人に「呼びかけ集会」の準備をしてもらいました。 ゴールデンウィーク前後をはさんだため、本当にちゃんと集会が盛り上がるのかゴールデンウィーク中も気が気でなかったです。 集会1日前、練習用に休み時間、体育館をあけて待っていたら、何にも考えてないクラブがあったり、むしろ練習にこないクラブもあったりで、これはやばいかも・・とかなり不安になりました。 しかし当日、蓋をあけれ

          この指とまれ式クラブ活動②

          学級懇談会で対話を

          学級懇談会がありました。先生になった初めの頃は、懇談会でよく「自分ばっかりがしゃべってるのもあれなんで・・」といって、保護者から一言ずつみたいなことをしていました。いつからか、「保護者からすると、一言ずつ・・をすると懇談会に保護者があんまり来なくなる」とか「思わぬクレームがその場ででてくる」というのを聞いたりして、確かにそういうこともあるかもなぁて思ってそういうのをやらなくなり、さっと伝えたいこと伝えてさっと終わる!みたいな懇談会をしてました。でも去年、自分自身がコーチングう

          学級懇談会で対話を

          この指とまれ式クラブ活動

          「いがせん」こと伊垣先生が紹介していた桐朋小学校の「この指とまれ式のクラブ活動」をみて、自分の学校でもやりたいなーと思ってて、今年、特別活動に関わる部になったので提案してみました。小学校のクラブ活動は、月に一回くらい4年生〜6年生が集まってそれぞれのクラブで活動します。そのクラブの決め方なんですが、基本的にその年の先生達によって決められることが多く、先生が指導できるかどうかに左右されたりします(ちなみに自分は十数年ずっとパソコンクラブ担当・・・)。子ども達は先生達が決めたクラ

          この指とまれ式クラブ活動