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カスタムお爺ちゃん。

やぁ、いらっしゃい。そろそろこのフレーズに既視感を感じてきたかい。
毎日言ってるからね。ゆっくりしておいでよ。

スーパーに買い出しをすることがある。
コンビニ高いからね、時々スーパーでまとめて買っておくのさ。

元々値段安いんだけど、結構割引多いんだよね。
シュークリームなんて4割引も結構あったりして目がハート。日持ちしないから1個だけでもハッピーな気分になるよ。

自転車業界。


あなたは自転車を乗ることがあるだろうか。

私は基本的に移動は車。
近場なら歩ける範囲しか歩かない。

自転車の便利さは子供の頃や学生時代には沢山使っていたから、よく知っている。
でも、今は全然乗らないんだよね。

大人になると乗る機会が少なくなる人が多くなると思う。
実際、調べてみると販売台数はここ15年くらいで半減しているらしいよ。

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でもビックリ、市場規模は150%以上の勢いで上がってきてるんだって。

若い世代では車を購入する人が激減。
逆にアシスト自転車。電動駆動の疲れない自転車がよく売れているそう。

まぁまぁいいお値段。売れる自転車の7割はアシスト自転車ってくらい比重を占めてるらしいね。

今回はそんな自転車業界のお話だよ。

ピストバイク。


N氏は自転車屋のオーナーをしている。
照明も弱い、少しローカルな商店街に店舗を構えている。

普通の自転車やアシスト自転車でもない。
ピストバイクと呼ばれる、自転車競技のトラックレースに使用する自転車。

舗装路の高速走行を目的とするロードバイクとは共通点が多い、だがブレーキが無く、変速機やフリー機構を持たず固定ギアとなっている点では別物と言える。

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N氏は60を超え、職人気質。
人当たりは柔らかいが、取り扱うアイテムはコア層が中心だ。

自ずと性格は細かくなるし、ピストバイクというディープな世界の住人となって期間は長い。お客さんも紹介が大半だった。

若手のピストキッズのたまり場のようなN氏のお店は、マニアックに改造されたオリジナルピストバイクが沢山立ち並ぶ。

ピストバイクは決して乗っている人は少ないが、コミュニティが成立することで運営が成り立っている。

デジタル導入。


N氏にはかねてから彼女がいる。
実は過去に記事にもしたC氏がそうな訳。

随分年の差はあるな・・・という事は置いといて。
超アナログタイプのN氏に、ウェブデザインが得意なC氏は相性が良かった。

ピストバイクというコアジャンル。
近隣口コミだけで回していくには少し心もとないマーケット。

C氏はネットを駆使して、N氏のビジネスを向上させていくよう色々手を焼くこととなる。

基本に忠実にウェブサイト、ECサイト、YouTube。

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離れた人からでもアクセスが出来るようにと、1つずつ制作していくことで少しずつ形になっていく。

動画は毎週更新出来るよう、C氏が台本を考え、撮影と編集を行う。
最初は身内の間で自転車業界の話などの対談方式。

徐々に、専門のピストバイクチャンネルっぽく舵を切り出して、実際に自転車に乗って運転しているシーンや、トリッキーなライドシーン。好みによってジャンル分けしたカスタム紹介。

徐々にフォロワーも獲得できているそうな。

コロナ禍の背景。


落ち込む自転車業界の中で、スポーツ自転車は増加傾向にあるらしい。

若者の自動車離れが叫ばれる中で、小回りが利いて渋滞に巻き込まれないことや、駐車場を確保する必要もなく維持費が安い。

等々、「都市部での交通手段」としての利便性が評価されているそうな。

それに加えて、2020年に流行した新型コロナウイルス拡大によって、三密の回避等。閉鎖空間など感染リスクのある環境は避けられることになる。

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電車のように密室で密集するような移動手段に代えて、自転車が改めて注目され、毎日の通勤を運動も兼ねて自転車に切り替えたという人もきっといる。

ライフスタイルに自転車が組み込まれた人の中から、ピストバイクやロードバイクなど、スポーツモデルの自転車の愛用者人口も出てきているそう。

どんな業界でも、落ちるものがあれば生み出される需要があるんだね。
私、全然自転車に乗ること無いからそんなこと聞くまで知らないよ。

人気の副産物。


スポーツバイク利用者が増えると同時に、盗難される例なども増加。

結構前にミニチャリが流行った時も、似たようなことがあったと思うけど、鍵がチェーンをタイヤ部分を通すものがほとんど。

車体の軽い自転車はそのまま持ってかれてしまうことも多い。

実際、私の知り合いやSNSでよく「自転車盗まれた」と言っている人も多いんだよね。そこそこ価格のする型は特に狙われてるのかもしれない。

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ピストバイクなんてその最たるところで、盗難防止や防犯登録は怠らないことをN氏は啓発する。

N氏は、普通の自転車に比べてピストバイクは不便だと言う。

逆にその不便さがカスタムと乗り手技術でカバー出来るところ点に魅了されているのかもしれない。

どこまでいってもローカルなコミュニティ。
だからこそ、体験談の語り場としてN氏のような店やサイトは成り立っているのかもしんないね。

これから。


ブレーキが基本的に実装されていないピストバイクは、公道で走っていると道路交通法違反でアウトなのが現状。

まぁ、高速で走る代物だし競技用として適した環境化でスポーツ利用に限定しないと事故になってしまう。

逆にカスタムでブレーキ機能を設置しておけば、公道だって走れる。
通常走行用は大体ブレーキは実装されているのが一般的。

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電動アシスト自転車の裏で、確実にファンを固めているピストバイク。

30代以上の年代から利用者が増加し、N氏のような高年齢な方にもファンは多く、基本に縛られないロックなジャンルの乗り物であることは間違いない。

楽しく情報共有をし、自分だけのカスタムを提供していくことで、N氏のファンは増え続けていくのだろう。事故なく、元気に頑張ってほしいと陰ながら思う。

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ここまで見てくれてありがとう。

楽しんでもらえたら最高です。
いつも来てくれることの感謝を禁じえない今日この頃。

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それでは、また。

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