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レトロ・サラブレッド。
やぁ、いらっしゃい。土曜日ももう夜だね。
毎日寒くて仕方ないよ。
11月ってまだ寒さに慣れてなくてちょっと辛い。
もちろん、1月や2月の方が気温は寒い。
ただ、体感的には今も普通につらんだよね。
引用。
W氏はnoteを通じて知り合った。
割と初期の頃からフォローしてくれている。
最初は私もnoteやXの活用が全然分かっていない頃。
とにかく記事を書き。
とにかく書いた記事をXに投稿。
ただ、それだけの継続。
最初は誰もがその連続の中、徐々に気付いていく。
「記事を引用投稿してくれている」
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X上で、私のポストをW氏自身のアカウントで追発信。
わざわざ記事の内容も記入してくれている。
最初はあまり気にしていなかった。
フォローの増やし方は自分で考えて行動する。
「引用」のもらい方なんて分からない。
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毎日記事を書くので、毎日引用される。
毎日読んでくれている。
私の記事は読まれているんだ。
その実感を初めて感じた。
これが後々大きな変化に繋がっていく。
半世紀。
話は変わって。
W氏は小出しにだが自身のことを話す。
ただ、本当に薄く。
よく見て断片的な情報を、つなぎ合わせないと分からない程に。
本人が意図してそうしている訳ではないと思う。
自然にそうなっているのだろう。
ある記事に、年季の入った写真をあげているのを見る。
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随分と古い。
お父さんの子供の写真。
その子供がW氏。
既に半世紀も以前の代物さ。
元々、製菓業を営む家庭の生まれ。
ということで、家には常に甘いものがあった。
生まれてから成長し、およそ半年。
生後5~6ヶ月ほどで始まる幼少期の離乳食。
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おやつには事業所で製造された「おとし」が与えられる。
分かるかな「カステラのおとし」。
大きく、四角く一つのカステラが焼き上がる。
カットしていく際にサイズ調整で余る部分。
切り落とされたものが「おとし」となる。
この「おとし」を沢山食べて大きく育つ。
3歳児検診ではもちろん「太り過ぎ」の判定。
その後半世紀、末永いお付き合いとなる脂肪と糖。
レトロと食。
W氏の育つ環境はお菓子にまつわる話が絶えない。
私とは世代間ギャップもあり、分からないものも多い。
食関連しかり、調理器具しかり。
「こんなのあるんだ・・・」
の連発さ。
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おばさんはせんべい屋。
祖父は古物商。
父は製菓業。
母は天火で焼菓子。
奥さんは伊達巻を自作。
当時の祖父の時代、古物商は「コーラ」を仕入れる。
めずらしい「ハイカラな味」を日本で楽しめる初期の頃。
「天火」とはガスコンロの上にダイレクトで設置するオーブン。
りんご果汁入りのいちご味アイス「新潟名物 もも太郎」
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何から何まで今どきとは違う。
どうあれ「食」にまつわることで様々な縁があったのは相違ない。
何でも手に入る現代とはまた違い、当時は流通が悪い。
一堂に会するような食の環境の中心にいたW氏。
そう、太るべくして太ってしまう。
自虐的に語る、「甘いモン・サラブレッド」。
家族愛。
ある少女の物語。
小学二年生から、高校卒業するまでの話。
いわゆる「立志編」。
引っ込み思案で、自発的に話さない。
電話を繋いでも話さない。
美味しいか?
聞かれても反応を示さない。
よく食べてきたW氏とは似ても似つかないね。
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自発的に行動するのが得意なタイプではない。
想いを表現するのも得意じゃない。
そういう子もいるよね。
この話はそんなおとなしい子が多くの人に出会い。
ミュージカル・合唱・演劇。を通じ成長していくもの。
「舞台」を戦場に、小学校・中学校・高校。
ライバルも現れ、指導を覚え、金賞を連続で取る。
節目節目に、浮き沈みしながら月日は流れる。
紆余曲折はあり、高校も卒業を目前に迫る。
総合型選抜の大学受験は先日、合格通知が到着。
おめでとう。
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音楽専修の1年目は声楽とピアノを学ぶ。
そのため、W氏はピアノを先日購入した。
少女の物語はこれからも続いていく。
手短にまとめるとこういうあらすじ。
文字列を追いながら、W氏が相当記憶を振り返って創作した姿を想像する。
時間をかけたことだろう、察した。
W氏は淡々としている。
そんな中、よく人のことを見ている印象がある。
この10数年、どれほど心配や苦労があったのだろう。
時に大きな喜び、やるせない葛藤。
同じような環境の子を持つ親も、きっと共感するようなプロセスもある。
変化へ。
W氏とはX上でやり取りをする。
とは言え、朝や夜のポストに返るリプくらいのもの。
しかも一文くらいのもので、定例挨拶のような感じ。
時々交わすやり取りの中で、記事の発信を意識する心境を知る。
一見、意外。
ただ、まぁそりゃそうか。
色々やってみて、楽しいを知ることだってある。
W氏は博識だ。ただ、得意じゃないものは得意じゃない。
私は考えているようで考えてないところがある。
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「とりあえずやってみよう」
の精神で、私は事を進める。
少しばかり早いこともあるが、思考派のW氏からすると異世界人。
元建具屋で手先が器用。時計の修理、ギター、お料理。
自分の手を動かして何かを作ることが大好きなW氏。
その多くが私にないものばかり。
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「何を発信すればいいか、分からない」
と言いつつ、試行錯誤。
歩みは止めない。
文章は魔力が宿る。
見る人が見れば、心を打つ。
人によっては、何も響かない。
技術だけではなく、見る相手にも課題。
悩ましいけど、旅の途中。
「答えは、ある」
この一路がクリエイティブなのかもしれないね。
私はいつだって応援している。
これから。
そろそろ時間だね。
話を戻そうか。
そうそう、Xの引用の話だね。
記事を読みながら、素直に良し。
そうして私の粗い過去記事に、感想と発信をしてくれていた。
シンプルだけど気付いたよ。
「良しとすれば、広めてくれるんだ」
なんて。
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「やってくれ!」じゃ人はやってくれない。
露骨に媚びるような言い回しは心に響かない。
単純なことかもしれないけど、この原体験。
あなたが私に教えてくれたこと。
今、私が伸びているならその一助。
私に聞いてくれることは、実は教えてくれたこと。
私は教えることが下手だから、難しい。
まだまだW氏の旅は長く続く。
さながら「立志編」ってところだね。
そんなW氏は私の大切な友達さ。
いつも感謝しているよ。
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ここまで読んでくれてありがとねっ!
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