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<2024年>AnswersNewsでのコラムまとめ
3年目に突入したAnswersNewsでのコラム執筆。普段の仕事にはない良い経験をさせて頂いています。昨年はEvaluateからアステラスに転職した話も書かせてもらいました。何より、転職でこのコラム断念を覚悟していただけに続けられる喜びを今も感じています。このコラムのご縁で、2024年は製薬向けの書籍の部分執筆と学会での講演があり、その点もとても感謝していることになります!
以下にこれまでに公開して頂いたコラムを年別に纏めてありますので、ご興味ありましたらご覧ください。
もし、以下のコラムをお読みになったら、是非感想など頂けますと嬉しいですし、励みになります。
(1)2024年1月25日木曜日
「薬の価値」とは誰にとっての価値なのか
1月も半ばを過ぎてしまいましたが、皆さん、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ファースト・イン・クラスの価値
さて、昨年末、いつものごとくXを徘徊していたところ、気になる論文を見つけました。「The Origin of First-in-Class Drugs: Innovation Versus Clinical Benefit」というタイトルで、読んでみるとなかなか興味深い内容でした。端的に言うと、ファースト・イン・クラスの医薬品は科学的な進歩を意味するものの、半分の以上の患者にとっては臨床的な追加のベネフィットに繋がっていない(欧州の場合)、と言うのです。
(2)2023年2月27日火曜日
「黒坂さん、医療の現場を見たほうがいいですよ」と同僚に言われた話
「黒坂さんも一度、医療の現場というものを見たほうがいいですよ」
年の瀬も迫った去年の12月、仕事帰りに一杯飲んで帰ろうと立ち寄った居酒屋で、同僚にこんなことを言われました。
(3)2023年3月26日火曜日
知っているようで知らない「他部署のこと」
先月のコラムで「医療の現場を知らないので、この目で見て、感じて、新しい視点を持てるようになりたい」と書いたところ、多方面からいろいろな声をいただきました。ありがたいことに「ウチの病院を見に来てもいいよ」と言ってくださる医療関係者の方もいて、近々、見学させてもらえることになりました。
(4)2023年4月24日水曜日
病院を見学させてもらいました
2月のコラムで、同僚から「医療の現場を見たほうがいい」と言われたと書いたところ、とある病院の薬剤室長さんから「よかったら案内しますよ」と連絡をいただき、先日、見学に行ってきました。
(5)2023年5月30日木曜日
「博士人材活躍プラン」でよぎる苦い過去
今年3月、文部科学省から「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」なるものが発表されました。
ご覧になった人も多いかと思いますが、内容をかいつまむと「博士人材は、深い専門知識と課題発見・解決能力などの汎用的能力に基づき、新たな知を創造し、活用することで、社会の変革、学術の発展、国際的ネットワークの構築を主導し、社会全体の成長・発展をけん引することができる重要な存在」だとし、博士課程への進学者の増加とキャリアパスの拡充を進めることで、2040年に人口100万人あたりの博士号取得者を20年度比で3倍にすることを目標に掲げています。
(6)2023年6月27日木曜日
1年間「アドボカシー活動」をやってきて今思うこと
今の会社に入り「アドボカシー活動」を仕事にするようになって、今月で1年がたちました。最初は右も左もわからず、「何とか1年やってこられたな」というのが今の偽らざる気持ちです。
(7)2023年7月31日水曜日
「発信」って言うほど簡単ではないですね
先月のコラムでは、今の職場に移って1年たったということで、この1年の仕事に対する考え方や私自身の変化について書きました。社内外のいろんな方からフィードバックをいただけて、とてもありがたかったです。記事では私が関わる「アドボカシー活動」について「『仲間を増やす』ことで私たちが考える社会課題の解決に向けた影響の輪を広げる『活動』」と書きましたが、どんな仕事でも仲間の輪を広げていくことに本質があるのかもしれないと感じました。
(8)2023年8月26日月曜日
学会へのブース出展で再認識したアドボカシー活動の意義
先月、とある学会に私たちのアドボカシー活動の一環としてとしてブースを出展し、私もメンバーの1人として参加してきました。私たちにとって初の試みでしたが、幸い多くの方にアドボカシー活動に興味を持っていただけたようで、大変有意義な取り組みとなりました(「コラム読んでます」と声をかけてくださった皆さん、ありがとうございました)。
(9)2023年9月17日火曜日
ある製薬企業のCMをきっかけに始まった父娘の会話
8月中旬のある日のこと。夕方、在宅勤務を早めに切り上げ、ソファに座って小学生の娘とテレビを見ていると、とある製薬企業のCMが流れてきました。何やら真剣に見ている様子の娘。CMが終わると私にこう言いました。「お父さんの会社のCMはないの?」
(10)2023年10月22日火曜日
久しぶりに開かれた研究室の同窓会、アカデミアで研究を続ける後輩たちと話して考えたこと
先日、大学・大学院時代の研究室の同窓会に参加してきました。コロナがあったので数年ぶりの開催でしたが、お世話になった先生方、苦楽をともにした同期、いろんな世代の先輩・後輩とお酒を交えて語らうのはやっぱりいいものですね。
(11)2023年11月15日金曜日
選挙の結果はどうであれ
世界中が注目したアメリカの大統領選は、共和党のドナルド・トランプ前大統領が返り咲きを決めました。
大統領選といえば、個人的にはアメリカでポスドクをやっていたころのことを思い出します。今から20年前の2004年、私が米国立がん研究所(NCI)留学のために渡米したその年は、ちょうど大統領選が行われる年でした。このときの共和党候補は2期目を狙う現職のジョージ・W・ブッシュ氏で、対する民主党の候補は、後にオバマ政権で国務長官を務めるジョン・ケリー氏。結果はブッシュ氏の再選でした。
(12)2023年12月17日火曜日
アドボカシー活動のゴールとは
2024年もいよいよ終わりが近付いてきました。皆さんにとって今年はどんな1年でしたか?私はというと、一言で言えば激動の年になりました。しかも現在進行形で…。仕事のことなので詳しく書けないのですが、年末までバタバタしそうで、あっという間に12月が終わってしまうことになりそうです。
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