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蜂から思う定量と定性の間

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いつもながらハッとさせられる内容です。

私は仕事柄データを扱うことが多いのですが、予備的にデータを分析してそれを元にお客様とお話することがよくあります。

このデータ分析というのは、よく定量的と言われます。何かしらの数値になっていることが多く、日本の製薬企業の上位5社の2020年の医薬品売上比較などはまさに定量的と言えます。

一方で、数値情報では表しずらい情報を定性的と言います。例えば、2020年の売上に影響があったイベントをアンケートしてみると、パンデミックにより病院で投与しなくてはいけない医薬品の利用が減り、売上減少に繋がったといった情報は定性的な情報と言えます。

何が言いたいかというと、定量的なデータ分析だけでもお話を進めることは可能なのですが、そこに定性的なより具体的な事例を織り交ぜることによってデータの持つ意味をより理解しやすくなります。

そういった定量と定性の間を行き来する私としては、蜂が自分の触覚の長さを頼りにハチの巣を作っている話はとても示唆深いなぁと思うんです。

尺度を己の中に持つこと

と、本文で書かれているように、自分が判断するための物差しは自分自身で常に持っていたいと私は思っています。

その物差しは自分の体験や経験であったり、本や誰かの話から学んだことであったりすると思っています。

そして物差しは生ものなのでどんどん古くなって使えなくなるのを念頭に、いつでも新しい考えに切り替えられる柔軟な態度も同時に持っていたいなぁと。

蜂が定量とか定性とかを考えているとは思えませんが、自然からは本当に学ぶことが多いですね。

#定量と定性 #座学と体験 #自分の中の基準 #肌感覚 #仕事 #折々のことば  

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黒坂宗久(黒坂図書館 館長)
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