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平井和正が好きです。
唐突ですが、平井和正が好きです。
かなり前に活躍していたSF作家の方で、同世代とかでは知ってる人少ないだろうなぁ。
僕はリアルタイム世代ではないですが、家に本があったので中学生の時に読んでました。
幻魔大戦、ウルフガイ…色々と読みました。
そして、雷に打たれました。
そう、まさに雷に打たれたんですよね。
それまで、週刊少年ジャンプ的な単純な物語しか読んでなかった少年にはほんと刺激が凄かったんですよ。
こんな醜くも残酷で、素晴らしく、美しく、圧倒的な凄い世界があるんだということを教えてもらいました。
圧倒的な力を持つ主人公が自分の理不尽な境遇を嘆き悩みながらも、自分らしく生きていく…その孤独さ、自立性に憧れたんですよねぇ。
まぁ、なんというか、ほんと主人公が孤独で物憂げで「カッコイイ」んですよ。
そんでもって、能力的には圧倒的に強いはずなのに、多数派に混ざれないことにウジウジと悩んでる弱さもいいんですよね〜そのギャップに痺れるというか…。
あと、なんかスマートなんだよなぁ…洗練されてるというか結構前の物語なのになぁ。
悪役もかっこいいんだよなぁ。
僕は多数派に立ち向かっていく、少数派って構造のお話が好きなんでしょうね。
とにかく、平井和正が僕を形作ったんだなぁという話でした。
よかったら読んでみてくださ〜い。
また読みたくなってきたなぁ。