筒井康隆でエログロに目覚める
中学高校とSF作家にハマりましてね。
星新一が有名ですが、僕の中では筒井康隆と眉村卓が最高です。
眉村卓を天才肌の秀才とするなら、筒井氏はマジで鬼才の天才だと思います。
もう80を超えるのに新作を出すってんだから、マジすげぇっす。
この人の本を読むまで、小説はルールの中で作られていると思ってました。
まぁ、この人にもルールはあると思うんですよ。
でも、ほんとSFというジャンルに収まりきらない爆発力というか、ルール無用の残虐ファイトというか…
本当に自由な作風の人だなぁと思います。
SF自体がかなり自由なジャンルではあるんですが、それにしても凄まじいまでの実験を繰り返してたみたいです。
音楽だとビートルズがロックの実験的な先駆者と言われていますが、それに近いものを感じます。
あと、本当に下品な時は下品で、しかもグロさもやばいんですよね。
ただ、なんか、そこはかとない知性というかユーモアを感じるんで、イヤにはならないんですね。
そこは人間性が出てるんだろうなぁ。
無茶苦茶なんだけど、なんか憎めないみたいな…笑
「時をかける少女」は映画されていて有名な作品で知ってる人も多いと思います。
エログロと言いつつ、こういう一般的な作品も作れるのがすごいですね。
ちなみに筒井康隆全集は本当にブッ飛んだ作品が多いです。
閲覧注意です。
僕は松本人志のビジュアルバムも好きだったんですが、ちょっと発想が似てる気がします。
全集の中で「家族八景」という作品があるんですが、これは人間の狂気というか凶暴性をえぐる感じですごい好きですね。
普通の話のようなんですが、ジワジワときます。
というわけで、もし日常生活に飽きてブッ飛んで見たい方はぜひ読んでみてくだされ〜ではまたね〜