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まじめにこつこつ・・・・
「僕のことは誰も気付かないんだ・・・」と言っていたYくんが、見事大学に合格しました!
Yくんと初めて出会ったのは、彼が小学校3年生の終わりです、
漢字が書けないというレベルではなく、鉛筆自体の持ち方も分からない・・・そんな信じられないスタートだったと思います。
小学校に入学してまもなく周りの子どもたちにいじめられたようで、学校に行くのが嫌になり、校長室や保健室で勉強する事が多くなっていたようでした。
そして、彼がふとつぶやいた言葉「僕のことは誰も気付かないんだ・・・」真意は、誰も相手にしてくれないということでした。勉強しなくても、教室の外に出て行っても、誰も何も言わない・・・怒られないことも、ここまで来ると本当に悲しいことだと思いました。
そして、高校受験・・・
最後の最後まで、どうしても受験したかった都立M高校
入試当日の自己採点で、合格点ぎりぎり数点足りない状態・・・
帰宅して、お風呂でずっと泣いていたようでした。そして奇跡に近い合格!
15年間の人生で、初めての幸せな瞬間だと思いました。
最後まで不安で、僕になんども怒鳴られて、それでも志望校を変えずに自分で掴んだ合格でした!
そんなYくんも、高校3年生にりました。
進路の話になり、何かやりたいことあるの?と尋ねると
「先生になりたい・・・・」
もちろん、大学に行って・・・
これまでの10年間、いろいろな事がありました。その様々な場面が目の前に浮かぶような想いでした。
幽霊のような存在で、いじめられ、駅の階段から突き落とされて救急車で運ばれたこともありました。高校受験でも、何度も僕に怒鳴られ・・・
その彼が、先生になりたいと思っている事
「教育」という言葉があてはまるのかどうか分かりませんが、これまでやってきた事が決して無駄ではなかったのかもしれないと思われる瞬間でした。
そして、そのYくんが選んだ大学が、東京未来大学です!
オープンキャンパスに行って、どうしてもこの大学に入学したい・・・そんな彼の強い思いが合格に繋がったのではないかと思っています。
もちろん、大学合格はあくまでもスタートであり、これから、もっともっと大きな壁を乗り越えていかなければならないでしょう。そして、教師になることは、その先の先の夢だという事も否定できません。
それでも、彼の可能性を信じて、最後まで全力でサポートし続けたいと思っています。
最後に、この合格のために今までいろいろな方々にご尽力頂きました事に、あらためて感謝させて頂きます。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。