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超個人的考察 うちなる音をだす

はてさて色々な情報が飛び交い、
自粛がよびかけられている昨今、
あなたがたはいま、なにを感じるだろうか?
感じたものをきちんと受けいれて
おられるだろうか?
多数の情報がとびかい、混乱して疲れてしまうこともあるのではないだろうか?
あまりにもしんどいときには
一切の情報を遮断する手もあるが、
全く何も情報をいれないことに不安を
覚えることもあるだろう。

楽しい、嬉しいといった明るい、ポジティブな
気持ちや感情は、比較的感じきるのが容易で
表現しやすい反面、
辛い、悲しい、不安といった暗い、ネガティブな気持ちや感情は忌避されがちで、
なるべく感じたくないものだと思う。

しかし、避けていても、感じてしまうものは
感じてしまう、どーすりゃいいのこれ?って
やつである、気持ちや感情は。

もし、あなたがいま悲しいなら
「あ、自分は今こんなに悲しいのか、今かなしさをかんじているのか」
と、まず認め、
「悲しいねん」
と、声に出してみよう。
お話しできる親兄妹友人がいるなら、
その人たちに話してみるのもいいかも
しれない。
思わぬ反応が得られることもあるだろう。

感情を表現することは、自分のなかにある
音、ものを外にだす作業でもある。
ベートーヴェンが曲名を「エロイカ」に
かえ、ナポレオンへの献辞を消したように、
ピカソが殺戮への憎悪を「ゲルニカ」に
こめたように。

感じたものが不快なもの、不協和音で
あってもなかったことにしないで、
声にだしてみてほしい。

「私はいま悲しい」

と。

表現してはじめて昇華するものもある。

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黒猫のしゅららん
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