vol.212 個展作品 モデル:みーこさん&向陽はなさん
人生初の個展が終わったのでここのモデルさんと作品、そして展示物をここに記録として残しておこうと思う。
※今回から12回ほどは写真多めでお送りしますw
個展をやろうと思い立った時に真っ先に思い浮かんだモデルさんが三人いました。
その中の二人がみーこさんと向陽はなさんでした。
みーこさんと向陽はなさん
みーこさんは2020年の3月、初めてポートレート撮影として写真を撮ったモデルさんで、あの日みーこさんを撮ったことがきっかけで自分がポートレートを本格的に始めることになりました。
そのみーこさんの紹介で撮影することになったのが向陽はなさんで撮影回数が多いのも向陽はなさんとみーこさんの二人だ。
みーこさんもはなさんも以前に比べると、撮影そのものをあまり受けていない中で自分としては二人の撮影回数が他のモデルさんと比べて圧倒的に多いのもそれだけ以前は撮ってきたんだと過ぎた時間を感じている。
初めてのペア撮影の1コマ↓
以前にも書いたが、個展をやろうと思っていることを初めて伝えたモデルさんはみーこさんだった。
こちらはかなり意を決して伝えたつもりも軽くいいですよと返された時はいい意味で余計な力が抜けたなという気がします。
さて、自分の個展は13モデル12作品の構成になっている。
なぜかというとみーこさんと向陽はなさんは二人で一作品にしたからであり、そこには自分の願望と二人の関係性もあった。
みーこさんとはなさんは以前と比べると二人で会う時間が減っているように感じている。それはSNSで見えている部分を見ているだけだから感じることなのかもしれないが、社会人になった二人が学生時代のように気軽に会えるわけでは無いことは経験で知っている。
だから自分の作品では二人1組の作品にしようと思った。
「仲が良い」
それは二人にしかわからない距離感の中で生まれる特別な関係だと思う。
でも、いつまでもずっと仲良く近い距離にいられるわけじゃない。だからこそ自分の個展でみーこさんと向陽はなさんは2人1組での展示にしたかった。
そんな二人の作品とキャプションはこちら。
「 2人と一人の距離 」
Model:みーこさん & 向陽はなさん
みーこさんは自分が初めて撮影したモデルさんであり、向陽はなさんはみーこさんの親友であり自分が撮ってきた中で撮影回数が一番多いモデルである。
そんな、みーこさんと向陽はなさん、二人の関係を聞かれたら自分は一言でこう答える
「二人は仲が良い」と。
3年、彼女たち二人をファインダー越しに観てきた自分にとって二人の仲の良さは程よく距離が近く、程よく距離があり、その付かず離れず絶妙な距離感が二人を親友たらしめているのではないかと考えている。
それが出来るのは二人の性格やモデルとしての方向性が被らないからなどいろんな理由があるのだろうが、二人にしか分からない波長があり、お互い心地よい距離があり、その距離を測り間違えない阿吽の呼吸があるからこそモデルとして知り合った二人がこれほど長く仲の良い二人でいられるのだと思う。
そんな二人だからこそ今回の個展で唯一、2人一組とした展示にしたいと考えた。
そしてそれは彼女たち2人に対する尊敬の念であり、自分の願望の投影である。
仲の良い友人は生きている以上、その時々の人生のステージで得られる心地よい存在、しかし様々な理由で仲の良い人間も別々の道を歩み、疎遠になっていく様を何度も経験し、何度も見てきたからこそ2人にはそんな道を歩んでほしくないという願望でもあり、いつまでも2人が2人でいて欲しいという希望的観測を持っている。
この先、彼女たち2人はそれぞれ自分の信じる道を歩み続けていくだろう。
歩み続けたその先に待つ未来はわからない。今よりも気軽に会える機会は減っていくだろう。会いたいと思った時に会えない事もあるだろう。それでも、どんな時でもみーこさんの心のどこかに向陽はなさんがいて、向陽はなさんの心のどこかにもみーこさんが当たり前のように存在する。
2人が2人のままでいて欲しいという願望は自分の手前勝手な理想。でもその理想を2人に託してみたくなった。その理想を形にするためにはみーこさんだけの作品でも、向陽はなさんだけの作品でも駄目だと感じたからこそ個展で唯一の2人1組の作品。
みーこさんと向陽はなさんという「仲の良い」2人に出会えたことが漠然と考えていた個展の開催を決意させ、その長い道程を歩き切る原動力になった。「仲の良い2人」に出会えた必然と偶然、その矛盾する結果がもたらした運命に感謝を。
今回、みーこさんは体調が良くなく個展会場に来れなかったが、向陽はなさんが最終日に最後までいてくれた。
ずっとみーこちゃんと一緒の作品にしてくれて嬉しいと言ってくれたはなさん、きっとみーこさんがこの場にいても同じことを言うだろうなと思った。
改めて、みーこさんとはなさんの二人で一作品にして良かったと本当に思う。
では、また。
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