vol.359 Leicaを買った理由について
ふと気になってnoteを確認したらこちらでLeicaM11-Pを購入したという記事を挙げましたが、理由を書いていなかったなと。
なので今更ですが理由を書いていこうかと思います。
📷昔からの単純な憧れ📷
まずはLeicaというカメラへの憧れがありました。
この憧れというのは記憶を遡るとカメラに興味を持った高校卒業して大学一年の秋頃でしょうか、親の持っていた初代Canon EOS Kissにダブルズームキットで写真を楽しんでいた時期から少しした頃だったと思います。
そんなにカメラに詳しくない自分が本屋に行って雑誌を立ち読みするとプロカメラマンの使用機材見たいな記事には必ずと言っていいほど使用機材として紹介されていたのが中判カメラとLeicaとCanonかNikonのフラッグシップシリーズでした。
当時は中判というシステムが理解できなかったので自然と目がいくのはCanonかNikonのフラッグシップシリーズかどのプロカメラマンも持っていたLeicaでした。でも当時はLeicaに詳しくなかったのでどのLeicaも同じように見え、いつしかプロが使うカメラはCanonかNikonにLeicaなのだという意味不明なセルフ刷り込みが生じていました。
そういう刷り込みの歴史からLeicaはプロが使うカメラであり、そしてどちらかというと身近な商業カメラマンである街のカメラ屋さんや写真館のご主人が使うというよりは写真作家という人達が使うようなイメージでずっとそのイメージを持ち続けていました。(まぁ街の写真館などでは基本的にLeicaを使って撮影する機会がないから所有されていても見ることはなかったのかもと今にして思いますが)
そういう憧れを所有したいという気持ちが写真を撮るようになってから大きくなってきたのが購入理由の一つではあります。
📷視力(乱視)の問題📷
購入に当たって一番切実で一番現実的で一番購入を後押しした(?)理由だと思います。
実は数年前から両目ともに乱視の症状が出始め、一昨年あたりから乱視が少し進んだそうで本人は乱視に適応した眼鏡をかけているのであまり乱視を感じませんが数年前に文字が見にくくなって作り直すために訪れた眼鏡屋さんで乱視ですね。と言われたのはショックでした。
実はそこからLeicaというカメラの購入を真剣に考えるようになりました。
元々視力が弱いというのもありますが、そこに乱視が進行したら歳を取るにつれ写真を撮るのも大変になるんじゃないのかなと、このまま60歳70歳を迎え今より視力が弱くなったり乱視が進んだりした時にまだ眼が元気だった時にLeicaを使っておけば良かったと後悔するよりも先にLeicaを購入しておこうということでお金を貯め始めました。
ただ自分が乱視の症状が出た時は想像もできませんでしたが昨今のミラーレスカメラは映像を見ながら撮影するので余程視力が弱くなければ写真を撮ることができる時代になりましたけどLeicaは素通しのガラスと距離計でピント合わせるレンジファインダーです。
歳を取って購入しようと思った時に自分の視力が思った以上に弱くなっていて尚且つ乱視も進みレンジファインダーではピントを合わせることができないという未来もありえるならばと今のうちにと購入に踏み切りました。
📷日本株(資産)暴落問題📷
そしてこれも一つの引き金でした。
それは24年8月に起こった歴史的株価暴落。
実はNISAで投資信託を運用していた自分もかなり損が出ました。実際には確定させたわけではないので損が出たというよりも資産が目減りしたというべきですね。
で、なぜに歴史的株価暴落がLeica購入に繋がるのか。
それはLeicaはリセールバリューが高く安定しているので、現物資産として考えることができ、一定の金額で売却できる資産を所有しながら好きな写真撮影を楽しめると考えたら購入することは悪い選択ではないように思われました。
特にLeicaなどのカメラ類は売買にあたって自動車の売買の時に生じるような面倒な税金が発生しない上に売買にかかる手間も少ないことなどから動産としては優秀だろうと。
ただ純粋に(?)Leicaを資産としてみるならばシルバーモデルよりもブラックモデルの方がリセールバリューが高いのでロマンと資産価値のバランスを取る必要がありますが自分は憧れというロマンを優先させた結果としてシルバークロームモデルを選びました。
まぁ、まとめるとLeicaは資産兼嗜好品として最高の一台で、株価が暴落しようと壊滅的な故障がない限り資産として一定の価値を持つということで購入を決意しました。
というところがLeicaを購入すつと決めた個人的な理由になります。
買って後悔はしていませんが、実際にLeicaを買って感じたのは買うことに対して大仰な大義名分も何も必要なかったなとは思います。持った時の製品としての完成度(と言っていいのかは分かりませんが)はやはり特別なものを感じますし、昨今の便利機能の一つである瞳AFもないLeicaですが、純粋に写真を撮るという行為に没入できるこの撮影体験は得難いものがあります。
よく、Leicaを買うなら早い方が良いと言われますが本当にその通りだったなと感じます。
では、また。