vol.54 シャッター音を楽しむ
昨今のミラーレスカメラはとてもシャッター音が静かである。
ミラーレスの「チャッ」っていうような音がいいと感じる人もいるし、ライカのような「コト」という音が好みの人もいる。
かと言えばミラーがバシャンとけたたましい音を立てるシャッター音がいいという人もいる。
でも静かなシャッター音だから撮れる写真もある(ゴルフなどの競技)し、シャッター音が大事になる現場もある。
いわゆる三者三様、十人十色な世界なのである。
自分はというとシャッター音はあってくれた方が助かるし、音が小気味よいなら尚よし。
なにせシャッター音が大きいと困るようなところで撮らないし、ポートレート撮影には最低限のシャッター音はとても助かりますから。
ということで、前置きが長くなりましたが自分が持っているカメラの中で好きなシャッター音をランキングにしてみました。
こういう文字だと伝わりにくい「音」なのでyoutubeからシャッター音を拾い集めてきました。
7位 X-T4
フィルムシュミレーションはとっても良くて、さすがは富士フイルムだ!と思わせてくれるのですがシャッター音はいただけなかった。
持っているカメラの中では一番シャッター音が苦手なカメラです。
もう、これは感性の問題なのでどうしようもない。なのでシャッター音量をかなり小さくして使用中。
モデルさんはシャッター音が無くてもカメラマンとの距離が近いとレンズ内の絞りの開閉でシャッター切ったかどうか分かるというからすごい。
でも、絞り解放やオールドレンズでは対応できないみたいなので自分は以前紹介したNissinのi40のストロボを邪魔にならないように光らせて運用してます。
6位 EOS R6
Canonのスタンダートミラーレス機。どんなものでも撮れてしまう万能機で、こちらも気に入ってますがシャッター音が小さい。
むしろピント合掌音のほうが大きいですね。(合掌音は小さくできるのかな?)
静かなところで撮る分には申し分ないのでしょうがポートレートには向かないかな。
それに自分好みの音ではない。
※最近は慣れたけど
ただ、カメラの性能はいいので気にしないようにしている。
5位 CONTAX RTS Ⅲ
でかくて大きいCONTAXの高級機。
でも、音はいまいち自分の好みではない。
https://www.youtube.com/watch?v=ew8MLv-BXZM&t=69s
この動画だとかなりいい音してますがレンズを付けると籠るのか、自分の個体がそう言う音なのかちょっとこんな小気味良い音はしません。
中古カメラ店でレンズ付けてシャッター切ったときはもっと良い音してたはずなんだけどなと。
でも使いますけどねw
4位 NewF-1
カシャーンと乾いた音のするちょっとかわいいシャッター音が好き。
手に伝わる重量感とのアンバランスも含めてこんなごついのにこんなかわいい音するんかいな。と。
1分12秒あたりからシャッター音聞けます。
これはワインダー付けてませんが、付けるとさらにでかくて街中で振り返る人もいますねw(経験談)
3位 PENTAX645
ただただデカい音w
セクシーなシャッター音とか、小気味よいシャッター音というものとは別次元。ただただデカい。
モデルさんにとっては分かりやすくていいかもしれないし、自分も写真撮ってるぞという気分になるくらいの大きい音だけどミラーショックには注意が必要。
実際にはこれよりもかなり大きく乾いた音がしますが参考までに。
2位 CONTAXaria
ariaのシャッター音はかなりセクシーな音です。
この音は純国産メーカーなら出ないんじゃないかなと思います。
小さくて快適、それでいてシャッター音までいいと言うのはfilmcamareとして使う人間のことを考えていてくれてるなと思います。
9分くらいに一回空シャッター切られてます。
1位 EOS-1v
EOS-1vにHSを付けないほうが自分的に音がいいと思っている。
EOS-1vのシャッター音はCanonの重要無形遺産ではないかと本気で思っているくらい音がいい。
HSを付けると音が変わるので自分はなるべくHSでない状態で撮影に行きます。
そうすると十人中十人のモデルさんはこのカメラのシャッター音がいい!!と良い、テンション上がりますと言ってくれるのでお世辞でも嬉しいのですw
今は斜陽なfilmcameraですがシャッター音はデジタル一眼レフよりもいいものが多いです。
それはフィルムの巻き上げや送りなど、デジタルには無いからこそ生み出される芸術だと思っています。
実際にEOS -1DxMarkⅢを店頭で触ってもEOS-1vのようなシャッター音はしませんから。
できれば各社、これくらいいい音を選べるミラーレス作ってくれないかな。
そうすればさらにミラーレスカメラの可能性というか、利便性が上がると思うんですよね。
と言ったところで今回はここまでです。
では、また。