機動戦士ガンダムSEED FREEDOMを観て書いておきたかったこと
たいしたことは書いてないと思いますが、ネタバレタグつけときます。
映画は好きだけど一番の趣味というわけではないので、あまりマメにチェックしてなかったんです。
情報誌の表紙で見かけたから劇場公開されることは知っていました。でも公開日は確認していませんでした。
公開終了間近と分かって上映時間を調べたら、日曜は1回しか上映がなく私が観に行ける時間帯ではありませんでした。
上映時間を調べた日なら最終なら行けるので、急きょ観に行くことにして映画館へ急ぎました。
慌ただしかったですが観に行けて良かったです。
生まれる前から決められた道
ラクスの対(つい)となる人物が存在したことに驚きました。
ラクスの両親が知らなかったとか、ありえませんよね?
もしかしたら、知っていたけど、ラクスがファウンデーションのオルフェの対として生まれたことは、本意でなかった。
だから、アスランに娘を託そうと考えていたのかもしれませんね。
人々の遺伝子を解析し適切な職業に就かせることで差別意識を亡くさせることを目的とした人類救済計画・デスティニープラン
これで争いがなくなるって、人はそんな単純じゃないと思います。
デスティニープランも遺伝子操作で親が望む子供を作ることも、本人には選択権ないじゃないですか!
本人以外が進む道を決めるなんて、やってはいけないことではないでしょうか。
でも、現実の世界でも、誰かの敷いたレールの上を歩いている人は大勢いると思います。
遺伝子操作を受けなくても、こうあって欲しいと親が呪文のように唱え続けたら、子供はそういう道へ向かってしまうかもしれません。
子供は親とはまったく別の人格を持った一人の人間です。それは尊重されなければならないと思います。
親は子供が進みたい方向へ行けるよう、支えたり見守ることが務め。親が望むような子供にすることではないでしょう。
コーディネーターでも、アコードでも、生まれる前は他者に道を決められたかもしれないけど、生まれてからの道は自分のものです。
現実世界のレールの上を歩いてしまった人たちも、それに気が付いてからの道は自分のものです。
気が付かなくても、それを気付かせてくれる誰かに出会えるかもしれないという、希望はあります。
人を愛するということ
必要だから愛するのではなく
愛しているから必要なのです
このラクスが言った言葉は普通のことですが、アコードたちは知らないようでした。
愛するということは、何かできるとかできないとか関係ない、好感が持てるところも嫌なところも、すべてを受け入れること。
このことは、夫婦でも見失うことがあるから、お互いに常に思いやっていかなければなりませんね。
近くにいるのにすれ違っていたキラとラクスは、引き離されることで、キラのラクスへの、ラクスのキラへの思いが確かなものとなりました。
キラがアスランに本音をぶつけることができたのも、ひとりで背負い過ぎたキラが仲間がいることを再認識できたのも、愛あってのことですね。
アコードは、コーディネーターより進化した人類ということだけど、愛を知らないなんて、キラ達に勝てないばかりか、存続も危ういのではないでしょうか。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。映画を観てから、これを書くまでにずいぶん日が経ってしまいました。
文字だけだと寂しいので、感想にはなるべく絵を添えるようにしていて、今日絵が完成したので、やっと書けました。