【読書メモ】エロティックス(杉本彩)【#67】
2009年に出版されたものなので、かなり古い本です。出てすぐくらいに買って読んだのですが、ずーっと本棚で眠っていました。久しぶりに再読しました。
杉本彩が選んだアンソロジーです。選ばれた作家はさまざまで、
岩井志麻子
江國香織
杉本彩
太宰治
田辺聖子
谷川俊太郎
団鬼六
富島健夫
永井荷風
中嶋らも
花村萬月
普光江泰興
それぞれの作品が良いかと問われると、全てが良いとは言い難いですが、色々な作風のものが載せられているのでどれか一つくらいは気に入ると思います。
特筆するところは、永井荷風の『四畳半襖の下張』という、当時猥褻さが裁判になったという作品が収録されています。
個人的には、江國香織の『雪の降るまで』という作品が、江國さんってこんな小説も書くのか!と衝撃を受けました。花村萬月は、一時期好きでたくさん読んでいたので、久しぶりに読めて、あーこんな感じだった!と思い出せてよかったです。
こういう本は、内容を紹介するというのも野暮なので、読んでみるしかないと思います。興味がある人は、1円で買えますので夜が長いこの時期に是非読んでみてください。
おわり
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