【読書メモ】チェンソーマン 全11巻(藤本タツキ)【#59】
まずはアニメの宣伝をしておきますと
制作が『呪術廻戦』と同じMAPPAなので、トレイラーを見るとキャラの動きというか、映像の動く感じが似ています。つまり、あの呪術廻戦と同じ躍動感でチェンソーマンが動くということです。
あらすじを紹介しますと
藤本タツキの世界では、まず設定が大事です。この設定を素直に受け入れることで、作品に入れるか入れないかが決まってくるので、まずは悪魔がいるのねと受け入れましょう。詳細は徐々に明らかになってくるので、焦らずに、世界観を楽しみましょう。
こちらもファイアパンチに 負けず劣らずグロテスクな描写がバンバン出て来ます。よくアニメ化できたなって感じです。
最初は「ゾンビの悪魔」とか「チェンソーの悪魔」とか「銃の悪魔」とかが出てくるので、ふむふむ、いろいろな名前がついている悪魔がいるのね・・・怖がられているほど悪魔の力が強いのか・・・という感じで受け入れられるのですが、途中から「天使の悪魔」とか「未来の悪魔」とか「地獄の悪魔」とか???となる悪魔がいっぱい出て来ます。その度に、悪魔って、いわゆる僕らがイメージしている悪魔とは違って、こういう象徴的なものを指すのもいるのねとか、定義を柔軟に変えながら読んでいくのがポイントです。臨機応変です。
あんまりネタバレしても良くないし、1部は全部で11巻しかないので、一気に読んでしまうことをお勧めします。ファイアパンチと同じで、小分けに読むと世界観に入りにくいと思います。マキマさんの凄さと絶望感を楽しめなくなってしまいます。
最近、血の魔神「パワー」のコスプレを見かけていたのですが、ずっと「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のゼロツーと勘違いしていて、ゼロツーのコスプレって息が長いな〜と思っていました。まあ、確かに可愛いけど、アニメはだいぶ前だよな、と不思議に思っていましたが、あれはパワーだったのですね。
違いはツノかな?
1巻の最初のあたりに、チェンソーマンになったデンジのセリフがあります。デンジは義務教育も受けていない、バカキャラとして出て来ますが、だからこそ人間の本質を突いたセリフが多いです。中でも、最初に出てくるこのセリフが人という本質を表しているように思います。性悪説を唱えた荀子にも通じるように感じました。
おわり
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