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【映画メモ】ギルバート・グレイプ【#38】
そういえばディカプリオって顔よりも演技力がすごいって話だよね?ってことなんだけど、結局英語で話してるとシュワちゃんの演技力の無さとか言われても全然理解できないし、『仮面の男』がすごかったって話を聞いたことはあるけれど、英語で見ても演技力なんて分からんかった。という話です。
じゃあ、デビュー作でも見てみようと思い立って見たのが『ギルバート・グレイプ』です。若かりしジョニー・デップも出てるし、完全にイケメン眼福映画なのか?と思いながら見始めましたが、完全に間違えていました。すみません。全力で謝ります。
最初の30秒でレオ様のすごさが分かりました。これは天才です。レオ様の演技力を舐めていました。デビュー作でこの演技ですか・・・そりゃ天才って言われておかしくないです。むしろ、その後の作品がイケメン推しになってしまった無念さは推して知るべしです。
解説は映画.comさんより
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」で注目を集めたスウェーデンのラッセ・ハルストレム監督が、ハリウッドで手がけたヒューマンドラマ。
アイオワ州の小さな町エンドーラ。特になにもないこの町から生まれて24年間出たことがない青年ギルバートは、ハンディキャップを抱えた弟アーニーと、身動きが取れないほど太った過食症の母、そして2人の姉妹の面倒を見ながら日々を送っている。家族を守ることに精いっぱいで自分の夢も希望も見失っていたギルバートは、ある日、トレーラーで旅をしながら暮らしている少女ベッキーと出会う。車の故障でしばらく町にとどまることになったベッキーとの交流を通して、ギルバートは自分の人生を見つめ直していく。
ギルバートをジョニー・デップ、アーニーをレオナルド・ディカプリオ、ベッキーをジュリエット・ルイスがそれぞれ演じ、ディカプリオはアカデミー助演男優賞にノミネートされた。ピーター・ヘッジスの同名小説の映画化で、ヘッジス自身が脚本を担当。
もちろんストーリーもとってもよくて、質の良いヒューマンドラマです。
ただ、ジョニー・デップ演じるギルバートの家族への愛は、愛である反面、呪いでもあり、絆である反面、鎖でもあります。小さな町から一生出ることのない人生を課せられて自暴自棄になるところから、ベッキーと出会って自分の人生を取り戻していきます。甘酸っぱいやりとりが、僕くらいの年齢になると見ていて微笑ましくもあります。
ディカプリオの演技力と言われてもピンとこない人には、是非見て欲しい映画です。もちろん字幕版で見ないとダメですよ!
おわり
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