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ストレングスファインダーの意義と講師が最悪だった話

前提として私は自己理解を完了しています。特性を理解し、思考の傾向まで客観的に俯瞰できるよう訓練を積んでいます。

注:ギャラップ認定ストレングスコーチになるにはだいたい100万円くらいかかります。

あんなレベルの講習でいくら貰えるの?

まず、最悪だったところから話そう

得意不得意の例を出すところで、左右の手で字を書き比べるな

ストレングスファインダーの講習を受けたとき、最初のアクティビティに正直、面食らった。左手と右手で字を書かされ、それぞれの得意さや不得意さについて語る時間があったのだが、これがどうにも腑に落ちなかった。

講師の意図はおそらく「得意なことに注目し、それを伸ばしていこう」という方向性だったのだろう。しかし、ここでの「左手=不得意、右手=得意」という単純な例えが、ストレングスファインダーというツールの本質を大きく誤解させるものに思えた。得意を伸ばすべきというのはわかるが、ズレてない?

ストレングス上位項目を開示しましょう!

これも地獄だった。グループワークをしたのだが、まぁつまらない。
各自自己紹介の時間を設けられたのだが、みんな口を揃えていったのは「この診断すごいです。よくあたっています。」当たり前だ、あなたの入力したものに対して分類分けして明文化しただけなんだ。
違っていたらそれはそれで、いいんだけど。

そして多かったのが、「親和」「公平」「慎重」
じつはこれ、ストレングスファインダーの「どちらとも言えない」を選択すれば出てくるのだ。こういう診断慣れしていない人は、時間切れになりがち。正しい結果を得るのは難しいのだ。
自己紹介も、特性に関して話すよう促される。
今までそんな事考えた事がない人からしたら、診断結果を上から読むだけ。
それを満足気に眺める講師。地獄や

人生の辛かったことや楽しかったことを波形におこしてください!

この項目も最悪だった。ここ何年分かの調子をグラフに書いて、そのどん底だったときと、調子が良かったときのことを記録する。そして特性の発生度合いを書くように指示がされた。みんな真面目だから、ストレングスファインダーの上位資質をその事象に当てはめていたし、その上発表までさせられていた。「皆さん!開示しましょう!日本人は恥ずかしがりですから…」というのが口癖の講師。
このカリキュラムよう組んだな。

ちなみに、私は結婚してから全く上がり調子ではなかった。
しかしながら、ここ最近自己理解が進み幸福になったので、ふざけたグラフを提示しておいた。幸せ100%だおら

ほかの人の人生模様を眺めるのはすごく面白かった。これに関してはよかった。あと、我が社の社員は非常に真面目で勤勉だ。そうそう潰れないことがわかり、それが一番大きな収穫であった。

最後に爆弾を投下するお講師

いろいろツッコミどころしかなくて非常に時間を無駄にした講習だったのだが、おばさんはこのストレングスファインダーを完全に腐す一言締めに放ったのだ。

「皆様の持つ親和性などの性質は!慎重に物事を分析し判断できる聡明な特性です!管理職になる皆様!自身を持って業務に取り組んでください!」

流石にこれには黙ってられなかったので
・特性に優劣をつけるのですが?
・分析等の特性は私の上位資質なんですが、親和性はすべて包含するのでしょうか?

と質問したところ、
・優劣はありません!
・そういう意図はありませんでした!

という元気な回答をいただいた。おい、我が社はいくら払ったんだ。

以上が思い出せる範囲のしょーもない講習に関してだ。

ここからさきは、私の考えるストレングスファインダーの正しい使用方法と
管理職が行わなければならない義務に関して書き連ねていこうと思う。

ストレングスファインダーは素晴らしいツール

ここまで色々小馬鹿にしてきたが、ストレングスファインダーは非常に素晴らしいツールである。馬鹿なのは講師だ。
一貫して「強み」を強調していた。それ自体は良い。人が持つ強みを見つけ、それを活かしていくことは、生産性や効率性の観点から見れば非常に有益だろう。しかし、ここで少し立ち止まって考えてみたい。「強み」という言葉が指し示すものは、本当に仕事に限定されるべきなのだろうか?

彼女の言葉は、確かに「仕事で役立つ」強みに焦点を当てていた。プレゼンテーションでの発言や、チームでの役割分担など、組織内でいかに自分を生かすかに重きを置いていた。しかし、私には疑問が残った。そもそもストレングスファインダーが示す「強み」とは、無意識のうちに現れるその人固有の性質、もっと根本的な精神的特徴を表しているのではないのか?

特性の明文化・定量化

ストレングスファインダーが探ろうとしているのは、個々の内面に潜む特性だ。その特性は、表に出るときに「強み」として評価されるが、その全てが必ずしも仕事や他者との関係性においてポジティブな形で現れるとは限らない。例えば、「慎重さ」という資質を持つ人がいるとする。これは一見、効率を重視する仕事の現場では「時間がかかりすぎる」と評価されるかもしれない。しかし、この特性はリスクを見逃さない重要な要素でもあり、適切な場面で発揮されれば欠かせない資質となる。

強みとは、単に「使える能力」や「他者に評価される特性」ではない。それは個々人が無意識に発揮してしまう、身体的・精神的な性質の総体であり、環境や状況次第でその評価が変わるものだ。仕事だけに焦点を当ててしまうと、この本質が見えなくなるのではないか。

この疑問は、私にとってストレングスファインダーのもう一つの可能性を示唆していた。つまり、強みを仕事に限定するのではなく、個人の人生全体、そして社会や人間関係にどう結びつけられるかを考える必要があるのではないかということだ。

たとえば、「共感性」や「親密性」といった特性は、仕事の現場では目立たないかもしれない。しかし、これらの資質が家庭や地域社会でどれほど大切な役割を果たすかを考えれば、その価値は計り知れない。ストレングスファインダーの結果は、ただ職場で使うためのツールではなく、自分の生き方そのものを見直すためのヒントと捉えるべきではないだろうか。

利き手の得意不得意のアンマッチ「表層的なアプローチ」

まず、ストレングスファインダーの本質は、もっと深いところにあるはずだ。それは、表面的な「得意/不得意」ではなく、人間の内面にある無意識的な資質や傾向を浮き彫りにすることだ。その資質は、単純に「得意だから楽しい」「不得意だから避ける」という二分法では説明できない。左手と右手のたとえは、単に「得意な手でやれば効率がいい」という話にしか見えない。だが、ストレングスファインダーが目指すのは「効率性」の話ではない。むしろ、自分がどういう特性を持っているかを理解し、その特性をどう活かすかを探るプロセスだ。

ストレングスファインダーが示す「強み」は、もっと複雑で奥深いものであるべきだ。例えば、「戦略性」や「学習欲」、「共感性」といった資質は、得意・不得意の枠組みでは測りきれない。それらの資質は、必ずしも「楽だから得意」ではなく、無意識のうちに繰り返し現れる「自分らしさ」の表れだ。
講習では、得意な手で字を書く例を示したあと、そこから「得意なことに集中すべき」という結論に飛んでしまった。このアプローチでは、強みの奥深さや多様性を見逃してしまう。たとえば、「慎重さ」という資質を持つ人は、慎重であることが楽しいわけではないが、それがその人らしさであり、重要な場面で輝く力となる。こうした特性を理解することこそがストレングスファインダーの醍醐味のはずだ。

今回の講習が示すような「表層的な得意・不得意」では、ストレングスファインダーが持つ本来の価値を伝えきれていないのではないかと感じた。このツールが持つ最大の魅力は、誰もが持つ独自の資質を深掘りし、それがどのように人生や仕事、対人関係に影響を与えているかを探るところにある。

強みとは、単に「得意なこと」ではなく、自分自身を理解し、他者との違いを尊重しながら社会でどう生きるかを考えるための指針だ。それを単純な「右手/左手」の話に落とし込むのは、このツールの可能性を狭めるだけだ。

上位項目の開示と自己紹介

診断結果を他者と共有することには一見意味がありそうだが、そのプロセスが単なる「自己紹介」や「診断結果の確認」に終始してしまうと、本質的な理解にはつながらない。たとえば、「親和」や「公平」といった資質が出たとしても、その言葉が具体的に何を意味し、自分のどんな行動や思考に結びついているのかを深掘りしなければ、診断結果は単なるラベルに過ぎなくなる。

この「表面的な体験」は、特に初めてストレングスファインダーを受けた人に多い。「当たっているかどうか」という視点だけで語られることがほとんどで、診断結果が具体的な行動や成長に結びつく機会を逃してしまうのだ。

ストレングスファインダーを効果的に使うためには、受験者が自身の特性や行動についてある程度の自己認識を持っている必要がある。しかし、自己認識が不十分な状態で診断結果を受け取ると、結果がただの「お墨付き」や「ラベル貼り」に終わりやすい。

例えば、「共感性」という資質が上位にある場合、それをどう受け止めるかは自己認識の深さによる。自己認識がない人は、「私は共感性が高いんだ」と思うだけで終わるだろう。しかし、自己認識が深い人であれば、「自分が他人の感情に敏感であるがゆえにどんな長所を持ち、どんな場面で疲弊しやすいか」を理解できる。そしてその理解が、資質をどう活かすか、どう補うかといった次のアクションにつながる、そういう話では?

私10年史 笑

そもそも、ストレングスファインダーの上位資質は、「その人が自然に発揮する特性」を示している。しかし、このアクティビティでは、過去の出来事にその資質を無理やり結びつけるような構造になっていた。

例えば、ある人が「どん底だった時期」に職場で孤立していたとしよう。その孤立を、「親和性が低く発揮されていたため」とか、「慎重さが過剰に働いて人に頼れなかったから」といった具合に、無理やり資質に関連付ける。逆に「調子が良かった時期」には、「公平性が発揮されてチームをまとめられた」と資質を当てはめて語る。

この作業自体が悪いわけではない。ただ、そこに「正確さ」を求めすぎると、過去の体験を振り返る本来の意味が薄れてしまう。大切なのは「そのとき自分が何を感じたか」「どう乗り越えたか」なのに、それが資質を埋めるための枠組みに押し込められるのだ。

さらに追い打ちをかけたのが、講師の「開示しましょう!」という口癖だ。「日本人は恥ずかしがりですから」と前置きしつつ、グラフに書いた過去の出来事と資質の発揮度合いを発表させる。これが全員に課されていた。

参加者たちはおそらく、講師の期待に応えるべく、一生懸命に発表をしていた。自分の「どん底」と「好調」をグラフで示し、それに資質を紐づけて解説する。しかし、その発表が深い内省や学びにつながっているようには見えなかった。むしろ、「診断結果に当てはめてうまく話さなければ」というプレッシャーを感じさせる場になっていたように思える。

この「開示」の押し付けも、特に違和感を感じたポイントだ。ストレングスファインダーはあくまで自己理解のためのツールであり、その結果をどう解釈し、どう活かすかは個人の自由だ。しかし、グループの場で強制的に発表させられることで、「他者に見せるための自分像」を作らなければならないような状況が生まれていた。

このアクティビティが示しているのは、ストレングスファインダーの本来の目的――つまり、自己理解と成長のためのツール――が二次的なものになり、「形式的な正当化」と「他者への開示」が優先されている状況だ。

調子の良かった時期やどん底だった時期を振り返ること自体は、有益なプロセスだ。そこから学びを得ることもできる。しかし、それをストレングスファインダーの結果に当てはめることに終始すると、結果として浅い振り返りになりがちだ。「自分にとって何が重要だったのか」という本質的な問いが置き去りにされてしまう。

本当に大事なのは、その時の状況を正確に捉えて分析すること。
それがすり替えられてしまうのは非常に悲しいことだった。

資質に価値を持たせてはいけない

ストレングスファインダーが持つ最大の魅力は、「人はそれぞれ固有の資質を持ち、そのどれにも優劣はない」という点にあります。このツールは、個々の特性を「あるがまま」に受け入れ、それをどう活かすかを考える手助けをするものです。しかし、もし資質に価値を持たせてしまうと、その本質は一気に失われてしまう。

資質に価値を持たせる、つまり「この資質は優れている」「あの資質は劣っている」という評価が入ると、ストレングスファインダーの理念は崩壊する。このツールは、「すべての資質が平等であり、それぞれが異なる場面で価値を発揮する」という考え方を基盤としているのだから。

例えば、「親和性」を持つ人が職場の人間関係を円滑にする力を発揮するのと同様に、「指令性」を持つ人は困難な状況でリーダーシップを発揮。しかし、どちらが「優れている」かを決めることはできない。なぜなら、それぞれが活躍する場面や価値を発揮する条件が異なるためだ。

資質は、あくまで「中立的な特性」として捉えるべきだ。それは人間の行動や思考のパターンを表すものであり、価値を持たせるものではない。たとえば、「慎重さ」という資質は、リスクの多い状況では非常に役立つ一方で、スピードを求められる場面では障害になることもある。同様に、「競争性」という資質も、勝利を追求する場面では強みになるが、協調性が求められる場面では摩擦を生む可能性は大いにある。

このように、資質そのものには「良い」も「悪い」もなく、それが発揮される状況や環境次第で、その価値が変わるのです。

自己認知初心者には難しい問題

これは訓練が必要だ。

・抽象的な資質の言葉
ストレングスファインダーが示す資質は、「親和性」「慎重さ」「学習欲」といった抽象的な言葉で表現されます。これらをただ読んだだけでは、自分の日常や行動にどう結びついているのかを具体的にイメージするのは難しい。

・具体例や文脈の不足
診断結果を読んでも、「これがどういう場面で活かされるのか」がわからない人も多いでしょう。例えば、「慎重さ」という資質が出たとして、それが仕事の計画段階でのリスク管理に役立つのか、それとも人間関係での信頼を築く助けになるのか、文脈がなければ理解しにくい。

・自己認識の不足
初心者の多くは、自分の特性や行動を深く考えた経験が少ないため、診断結果を受け取っても「本当にこれが自分に当てはまるのか」とピンとこない場合があります。また、自分がその資質をどのように使っているのかを振り返ることも難しい。

ストレングスファインダー講習かくあるべし

ストレングスファインダーを活用した講義――どうあるべきか?

ストレングスファインダーを利用した講義には、明確な目的と適切な構成が必要だ。その目的とは、単なる「診断結果の確認」ではなく、受講者が自身の資質を深く理解し、実生活や仕事の中でそれをどう活かせるかを考えることにある。しかし、現在行われている講義の多くは、この目的を達成するための「問題設計」が不十分だ。

資質の捉え方、中立性の確保、そして受講者に気づきを促すための工夫――これらを講義に組み込むことで、ストレングスファインダーの真の価値を引き出すことが可能になる。


資質の捉え方と中立性の確保

  1. 資質は「特性」であり「ラベル」ではない
    ストレングスファインダーの資質は、個々人が自然に発揮する特性を示すものであり、それに「優れている」「劣っている」といった価値を持たせるべきではない。むしろ、「この資質がどのような場面で活きるのか」「どんな場面で課題になるのか」といった多面的な視点を提供することが重要だ。

  2. 資質の多様性を強調する
    「慎重さ」や「親和性」が良い、「競争性」が悪いといった単純な優劣を避け、それぞれの資質が異なる場面でどのように役立つかを具体的に示すことが求めらる。たとえば、同じ「競争性」を持つ人でも、個人競技ではモチベーションの源泉になり、チームでは他者との摩擦を生むこともあるといった実例を交えて説明してみる。

  3. 「影の部分」を理解させる
    各資質には強みとして発揮される側面と、課題となる側面があることを伝えることが必要。これにより、受講者が特定の資質に過度な期待を抱くことや、逆に劣等感を持つことを防ぐことができる。


問題設計――受講者に気づきを促す方法

ストレングスファインダー講義の成否を分けるのは、最終的に「どのような問題を受講者に提示するか」だ。ただ結果を見て解釈を共有するだけでは、深い内省や学びにはつながらない。そこで、独特な状況を想定した問題や体験型のアプローチを導入することで、資質を体感的に理解する機会を作るべきだ。


1. シミュレーションワーク

特定の状況を想定し、受講者にグループで問題を解決させます。たとえば、以下のようなシナリオを用意:

  • シナリオ例: チームで新規事業を立ち上げる状況。リーダーが必要であり、メンバーの間で役割分担を決める。

  • 目的: 各自の資質を発揮し、他者の資質を活かしながら、最適なチームを作る。

このワークを通じて、資質が具体的な状況でどのように作用するかを実感できます。また、資質が異なるメンバーとの協働を通じて、多様性の価値を理解する機会を提供できる。


2. テーブルゲーム形式のアクティビティ

ゲームを通じて資質を認識させるアプローチも効果的です。たとえば、次のような形式を考えます:

  • ゲーム例: 各資質に基づいた行動が評価されるカードゲーム。プレイヤーは、自分の資質に合った行動を選びながら、チーム目標を達成する。

  • 目的: 資質が異なる行動選択にどのように影響を与えるかを体感させる。

ゲーム形式にすることで、受講者は楽しみながら自分の資質を理解できるだけでなく、他者の資質がどのように役立つかを直感的に学ぶことができる。


3. 個別のストーリー振り返り

過去の成功体験や困難を振り返り、それに資質がどう関与していたかを考えるアクティビティも有効だ。

  • 手法: 自分の人生の中で印象的な出来事を振り返り、その場面で自分の資質がどのように現れていたかを書き出す。

  • 目的: 資質がどのように役立ったか、またどのような課題を生んだかを具体的に認識する。

これにより、受講者は資質を単なる診断結果としてではなく、日常の中で具体的に発揮される特性として理解できる。


テクニックから「気づき」を引き出す講義設計へ

最終的に重要なのは、講義が受講者に「自分の資質をどう活かせるか」を考えさせるプロセスを組み込むことだ。それを実現するためには、次のような設計が必要:

  1. 資質の中立性を守る
    資質を優劣で評価せず、それぞれが異なる状況で価値を発揮する特性であることを強調する。

  2. 体験型アプローチを取り入れる
    グループワークやゲーム形式の活動を通じて、資質を「実感」させる。

  3. 多面的な解釈を促す
    資質のポジティブな側面とネガティブな側面の両方を理解させ、自己認識を深める。

  4. 個別の内省を尊重する
    強制的な開示や共有ではなく、自分のペースで振り返る時間を提供する。


結論――問題設計が講義の質を決める

ストレングスファインダーを活用した講義で最大の成果を得るためには、受講者にとって適切な「問題設計」が不可欠だ。ただ診断結果を確認し共有するだけでは、深い学びや自己認識にはつながらない。むしろ、独特な状況を想定したシミュレーションや、体験型アクティビティを通じて、資質を活用する感覚を身につけさせることが重要。。

ストレングスファインダーは単なるツールであり、その価値を引き出すのは、講義の設計次第。このツールの本質を活かすためには、資質を中立的に扱いながら、受講者が自己理解を深めるための体験を提供することが求められる。そして、その鍵を握るのは、問題をどう設計するかに他ならない。

おわりに

今回のグループワーク時に、参加者の一人が「占いみたい」とほざいたのが全てだろう。素晴らしい教材がゴミに変わったのだ。あれは本当に悲しかった。

あと、これをやらないといけないのは本社の耄碌じじいたちか、40代のめんどくさい人たちだろう。
ただ問題なのは、これに関しては、興味がないと全く意味をなさない。
どんなに上質な講義でも、興味ないやつには刺さらない。

そういう人たちにも刺さる講習をやってもらいたいものだな。
と思ったのだった。

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