佐原のおじいちゃんへ
おじいちゃんはいつも、メロンの形のカップに入ったメロンシャーベットを買ってきてくれていて、わたしに出してくれましたね。
家の裏山には、グリーンマンを探しに一緒に行ってくれましたね。
「とーもちゃんや~」と言って声をかけてくれて、うれしかった。
優しいおじいちゃん、大人だからおばあちゃんと色々あったろうし、わたしの知らないおじいちゃんもいっぱい存在するのもわかっているけれど、ランニングシャツを着て、虫取りかごを持って、ニッコリ笑ってこっちをみている写真が本当に好きでした。
母は、佐原時代の写真をすべて捨ててしまったようで、実家には残っていません。とてもさびしいです。
でも、叔母の裕子さんが当時の写真や、母が子供の頃の写真を送ってくれています。宝物です。
おじいちゃんは、わたしが小学1年の頃に死んでしまいましたね。
何だか早くて、今思うともっと話したかったです。
わたしは幼すぎて、死は理解していたはずだけど、あまり実感がなかったのかな。
台所のとなりの部屋で横になっていたおじいちゃん。
わたしの家で、雪を食べたおじいちゃん。後から、母が教えてくれたのかもしれないけど、病で暑かったのかな。
色々なつかしいです。
おじいちゃんの優しい笑顔と声を思い出すと、とてもなつかしいし、最近わたしも、おばちゃん病のせいか、涙が出ます。
おじいちゃん、いつも優しく接してくれてありがとうね。
あと、うちの母、色々あってめちゃくちゃな母だけど、まだまだ頑張ってほしいから、これからも助けてあげてね。
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