無料のupcycleヘアターバン
我楽(ガラク)という名で活動しています。我楽多(ガラクタ)からとりました。我楽多、それらの組み合わせをツールとし「かかわりしろ」「ゆるさ」を作れたらいいなぁ〜という思いで日々を過ごしています。そして、自分が楽しむことも忘れずに。
ガラクタを使ったかかわりしろの実験の第一歩はupcycleヘアターバンです。そして、FREEヘアターバンをやってみました。そのことについてお話出来たらと思います。
空き家の片付けの時、大学の授業で現地調査しているとき出会った面白い建物の中。そこには使われていないものがたくさんあることに気がつきました。
(持ち主の方)
「も~こんな、ものたくさんあって。どうにかしたいんだけどねぇ」
「ここのはもう全部ゴミだけどね。」
(私)
「いやいや、めっちゃかわいい。おもしろ!」
他人であり持ち主ではないからこそ、ガラクタたちを魅力的に思うのかも知れません。初見だからこそ新鮮に見えるのかも知れません。
持ち主の方と私のものの見方の違いが大きすぎて驚きました。
片付けの際、貴重なものは取っておかれるんですがその他はほとんど捨てられてしまいます。
おもしろいのは、今は廃棄の部類のものでも、昔必要だったから使われていたり、作られたり、購入されたものばかりだということ。それが今、必要のないとされて廃棄されてしまうことに悲しさを感じました。今、自分が使っているものたちもいつかガラクタになっていくのかな…?
いつも妄想で終わってしまう私でしたが、ピンときたものがありました。
布です。それも大きな布、珍しい柄。ゴミ袋に入っていました。これは引き取ることが出来るかもしれない…!
持ち主にこの布たちを引き取って良いか尋ねてみると「こんなほこりっぽい布でいいのか?」と…(私)「いいんです!というかいいんですか!?」
家に持ち帰り、湯船にお湯をため丁寧に洗濯しました。
この布で何作ろう? ぱっと思い浮かんだのがヘアターバンでした。私、ヘアターバン好きだわ。 作ってみるとあら不思議!意外と簡単!しかも珍しい柄がかわいい…!
このヘアターバン色んな人に着けて欲しいな~と思えてきました。
よし!イベントに出してみんなの反応をみよう!
2022/10/30 HAKKOU trip出店(歩行者天国)
ヘアターバンをただ販売するのではなく、その布がどのような場所にあって、どのような過程を経てここにあるのかストーリーをお話ししたいなと思い、購入してくださった方に身につけていただきチェキで写真を撮るということをしてみました。私の出店場所に少しでも長い時間いてもらい、会話をしたいなと思ったためです。(撮らせていただいた方は-100円とさせていただきました。)
しかし、道行く人々はさらっと見て通り過ぎる。普通のことですよね?でも、何か寂しさを感じてしまいました。
みんなヘアターバンしか見ていない…(歩行者天国ですし、当たり前ですが笑)
私の活動を知って欲しい。ガラクタのおもろさを話したい。あなたの話しを聞きたい。そんなことを思いました。
写真撮影にご協力いただいた方もいまして、お話出来て楽しかったです!ありがとうございます~!
なんとなく寂しさを感じた、出店。
すると私は、実験的にfree(無料)へアターバンにしてみよっかなと思い立ちました。
free(無料)でやるのならば、私のやりたいことをしよう!
ヘアターバンをして、普段みられない人の表情や姿を見ることが好きだ!
意外と私似合うな…!とか新しい発見をしている様子を見るのもとても嬉しい!
またまた出店の機会がありました。
2022/11/6 長岡芸術工事中出店 「FREE記念撮影 FREEヘアターバン」
ヘアターバン無料ですよ~!って声かけるのなんかちょっと違うなと思って、FREE記念撮影もしてみることにしました。一緒に来た人と記念写真を撮る。ポラロイドカメラを使用し、撮影した写真をお持ち帰り頂く。
せっかくですしヘアターバン付けてみませんか?(FREEヘアターバン)
と尋ねる。
気に入ったら、そのままお持ち帰りいただく。
楽しかったなあ
たくさんはなしたなぁ
帰り道は旅立っていった、布たちのことを考えていました。使ってくれるかな?すぐ、布がボロボロになってしまったらどうしよう…
たまに身に着けてくれたら、布も私も嬉しいなあ~
摂田屋で布を使おうとしていた人、使っていた人も喜んでいるのでは?
FREEヘアターバンをやってみて、自分以外の他のものと繋がっていることを感じました。「他のもの」は他人とか社会とかですかね…?自分と他とのかかわりしろを作ってくれたんじゃないかなと思いました。心がとても満たされました。
upcycleヘアターバンは今も作っており、私の旅の先々でお世話になった人にお渡ししています。もちろん写真も撮らせて頂いております。
今回は、布でした。次回は違うガラクタを使って、かかわりしろやゆるさの実験をしていきたいと思います。
言葉でものの用途や価値観が縛り付けられてしまうことがほとんどだと思います。それらをほどくことで使われなかったものたちに対して、違う見方ができると思うんです。
みなさんの住んでいる、あるいは所有している建物の中にもあるでしょうか?使われていないものたち。
そのものたちは、あなたの手で第二第三の人生を歩んでいくことができるかもしれません。
おもしろいものに変わるかもしれません。誰かを笑顔にするかもしれません。
みなさんはきっと可能性に溢れたものたちをもっています。
おもしろいものができたらぜひ、教えてほしいです。
私はこれから旅をします。東南アジアなどを中心に回れたらなと思っています。そして、アイデアの引き出しの数を増やせたらいいな~と思います。アジアのカオスな感じはとてもおもしろそうです。
この世に生まれてきた使われてないものたちがまた輝き出す日を夢見て
この世の中にゆるさがほしい
最後まで読んでいただきありがとうございます!