チリペッパーとイギリスのプラムケーキ 魔女暮らし日記 9.18.2021
雨音で目覚める、少し寒い朝。
今日は午前中からコンサルタントと会議があったので、早めに筋トレをしつつコーヒーをいただく。
なんとなく雨の日のコーヒーのほうが美味しい気がする。
会議はとても楽しい。
魔女術や魔術とはぜんぜん関係ないことだが、わたしの感覚ではとりあえず文章に関係することならゲーム感覚でやれるのかもしれない。
課題を与えられるのだが、それもあったほうがやる気が出たりするあれ。
学生のころも宿題があったほうが楽しんで攻略していた気がする。
ただし算数、おまえはだめだ。今日も2ミリと2センチを間違えてたいへんなことになった。
会議のあと、チリペッパーの瓶詰め作業。
今年の魔女畑のチリペッパー、8月の満月で収穫し、干していたものがちょうどよい頃合い。
エネルギーも辛さも色艶も満点。
このチリペッパーは魔除けと防御のウィッチボトルだが、そういう意味を込めて料理に使うこともできる。
ただ気をつけてほしいのは、うちのハーブはすべて「濃い」ということ。
チリペッパーはめちゃくちゃ辛いので、そんじょそこらの鷹の爪感覚で使ってはならない。
品種はふつうの唐辛子である。ハバネロなどではない。
つまり、無農薬・月の暦栽培ではポテンシャルが高いということだ。
もともと辛い素質があるものは、その素質が高まるというわけだ。
これはチリペッパーに限ったことではない。
玉ねぎは切っただけで数秒後に涙が出るし、バジルをもぐと家中にバジルの香りが漂う。
この瓶詰め、わたしが詰めているのだが、綺麗に詰めるためにはコツがいる。
こういうふうに綺麗に中身が詰まった瓶であることが、ウィッチボトルの最低条件だと思っている。(なかにはわざと汚く見せるものもあるが)
実際にエネルギーが強いものが、こんなに綺麗にぎゅっと詰まっているのだから、魔も厄も逃げていくに決まってる。
痛かったり嫌なことがあると体は緊張すると思うが、なにかをぎゅっとして耐えようとする。
同じように、ぎゅっと詰まったものはそれだけで強さの象徴なのだ。握りしめたこぶしも、枝を束ねたものも、かわいらしい金平糖が詰まったものであっても。
綿が詰まったぬいぐるみも、はらわたが詰まった人間もだ。
わたしが最近ぎゅっとしたのは、足のマッサージで施術ベッドを抱きしめたときだが(平和)、おそらく社会のなかではもっとぎゅっぎゅしているんだよね?
少しでも負担が減るようにと願って瓶詰めした。
メルマガ前後くらいから今年分が販売開始となるだろう。
今年は7個限定となった。いつもぎゅっとしてる人や、そうする必要がある人はぜひ使ってほしい。
ちなみに緊張や硬直をほぐすには体をあたためるといいので、唐辛子を食べて熱くなるというのは理にかなっている。
ぎゅってなったらビールよりワイン。コーヒーより紅茶。シチューよりカレーがおすすめ。
実はこの瓶詰めは、プラムケーキを焼いているあいだに作業した。
これはイギリスでよく食べられているというプラムケーキ。
端的に言えば、シュガーバッター法のパウンドケーキ生地に、半分に切った生のすももを押し込んで焼くというもの。
これがね、おいしいのよ、ビジュアルはとろとろに蕩けた残酷な果肉を包む、ふわっふわの揺り籠スポンジ。好きすぎる。
正直、すももが好きというよりも、そんなプラムケーキを愛でながら食べるわたしが好き、というナルシストに浸れるようなケーキである。(それはわたしだけかも)蕩けた果実が退廃的な美を感じるからだと思う。
そんなに好きだと言っておいて、生食はちょっと苦手。すももやプルーンの時期で、スーパーで容易に手に入るからついほしくなってしまう。でも彼らは酸っぱいのでわたしは苦手。
熱を加えて甘くなるならそのほうがいい。
すももにあわせて、ケーキの生地もわざと白糖を使って甘くつくる。
いつもどおり美味しい秋の味覚だ。祭壇にお供えして食べた。
残りのすももはユールに使おうと思って、乾燥機にかけている。
ドライフルーツにしちゃえば、なんにでも変身できるのですき。
秋の保存食づくりに乾燥機は大活躍。
ちょっと手間ではあるが、あると便利でいろいろドライにしちゃうんだあ。
さて、今夜のAbema TV 将棋トーナメントが決勝戦なので、見つつショールを編もう♪
今宵も善い夜を。
今の乾燥機でも十分だけど、二台目を考えていて今のところこれかな?
タイマーがついていて、温度調整ができるのがいい。