いちばん使うハーブを増やす 魔女暮らし日記 8.30.2021
今朝の目覚めは雨とともに。
日差しが適度になったので、暑さで苦しむことなく安らかに起床できるこのごろ。
窓辺に吊るしたウツボカズラが勢力を増していることからして、湿度は高い。食べかけのチョコレートビスケットも湿度を含んで食べやすくなってしまう。
布団から起き出して、汗っかきの旦那の敷布団をどのように除湿しようかなどと考えを巡らせるが、雨の日は無理だ。
いずれ日本がカビやダニと戦う気候になっていくことで、わたしのアレルギーもひどくなるだろうから、山へ引っ越したいな。暖炉があって、除湿ができるところ。などと空想する。
我が家は古い家だからまだいいが、耐震問題以降に建てられた高機密住宅は常に除湿を稼働させないといけないのだろうな。
そうするとウツボカズラにもアンスリウムにも適度とは言い難い環境だから、やっぱり窓が大きくて風が抜ける家がいい。
いっそのことバリのように壁がないのも好きなのだが、雪国でそれは死ぬ。
ハーブも暑さや湿度に弱い。観葉植物のほうが元気なところを見ると、温暖化の一端を伺える。
小泉氏の政策であるプラスチック袋やスプーン、容器の削減に関しては好感を抱く。ガソリンのほうは個人的にはいいが、運送業やEC業界、そのほか流通に関わるすべてが打撃を受けそうだ。
各々で季節や環境に対する察知能力を高めて、対応することはできないのか。やっぱりここでも利己主義が幅をきかせるのか。
旧約聖書を見ても、結局人間はあやまちを繰り返すのでしかたないのかもしれないが、わたしは少しでもゴミを減らしていきたいと思う。
さて、そんなことを思いながら朝の庭しごと。
ハーブのなかでよく使うしたくさんほしいものといえば、ミント氏。
ミントには様々な品種があるが、わたしがいちばんほしいのは、ペパーミント。これは香りも味も抜群に濃い。
ミントは生育旺盛で庭に直植えしたら断絶は無理、とまで言われる。たしかにその通りだが、鉢植えにすると夏の間に枯れたり、あるいは元気がなくなったりして、「おまえ元気だけがとりえのようなキャラなのにどうした」となる。
ミントも暑いよりは寒い方が好きで、涼しい日陰で水をたっぷり与えるととてもよく育つ。その逆で、熱い日差しのもと湿度むんむんにすると、葉が焼けるし小さくなって、しまいにはハダニやコナジラミがわく。
「うそでしょ。実はミントは根暗なの?」と思うほどのもやしっこ。とは言え、光もある程度はほしい。たとえるなら健康な引きこもり(日差しと湿度を防げる場所から動きたくないなー)なのである。なるほど、わたしと一緒か。
もしその環境が整わなかったとき、ミントはグレる。そのお姿がこちら。
これは「間伸び」という。葉が小さく、葉と葉の間が長く伸びてしまう。こうなると茎がだらんとしてかっこ悪い。
そろそろ涼しくなってきたので、間伸びしたミントを強剪定してみた。
剪定の目安としては、このように小さな新芽がでてればいいと思う。この鉢では根本と茎の間からでている。茎のほうの新芽は、針金やクリップなどを使って、土に触れてあげるようにすると、そこから根をはやしてくれる。茎ふせというやり方だ。
ミントはもともと地下茎(ちかけい)で増えるので、株分けや水挿しして増やさなくてもいいのだが、体感として地下茎は大きな鉢や長いプランターにしないとでにくいようだ。
小さい鉢でアフロみたいなボリュームにしたい時は、茎ふせするのが手っ取り早いかもしれない。
しかしわたしはよく枯らしてしまうので、鉢を何個か作っておき、ひとつ枯らしてしまったけどこっちは大丈夫!という保険がほしい(笑)。
なので先程の間伸びしたミントの先端部は切って、水差しにしてみる。
奥のほうは、ついでにレモンバームも水差し。レモンバームもたくさん使うので毎度増やしている。
こちらはキューバミントの水差しに根が生えたので、プラコップに植えた。実はキューバミントが暑さで枯れてしまったようだ。強剪定しすぎたせいかもしれない。
「あ、もうこれだめかも」と思ったらすぐに元気な葉っぱを切って水差ししておく。今回はこのひとつしか残せなかったので、だいじに育ててまたモヒートを飲みたい。たくさん飲みたい。増やすぞ!
秋は涼しくてハーブにとってはとてもいい環境だ。そろそろこうして株分けなどの増やし作業をしてもいいころ。
だが、枯れそうなやつは枯れる前に、季節外れでも対策を講じるほうがわたしはいいと思っている。みすみす枯らすのは心が痛むし、特に根腐れの場合は復活することはない。だから秋といわず夏であっても、水差しや挿し木や株分けをばんばんしている。真夏は厳しいが、それでもエアコンの効いた部屋に置けばいいのだし、と柔軟に考えている。
キッチンの窓辺。
先日株分けしたヒメモンステラ、畑でとってきた紫蘇とバジルの水差し、そして新たに加わったキューバミント。キッチングリーンはとてもいい。料理をしているときに無心になれるから。
そういえば、昨日の鶏むね肉の水切りがおわったので、いよいよハム仕込み。このようにジンジャーをしいて巻く。そのほかは鶏ハムの作り方と同じなので、美味しいのでぜひやってみてほしい。
なぜか我が家では、できあがった鶏ハムにわさびマヨネーズトッピングが好評である。生姜とも合うしね。お寿司みたいだね。美味しさは人それぞれ。
そういえば「眠りの小五郎ケーキ」も納得いくものができたので、今度まとめようと思う。お楽しみに〜
今日も善い一日を。
今日はYouTubeの動画編集の仕事。3分以内にまとめたい、やり方の動画。
そして黒猫魔術店のブログを整理している。消したり、まとめたりとコンパクトにしている。
それが秋の課題だと思っている。来年の春に向けて。
マンデン占星術の未来予測から、わたしの目標(2021年はウィッチクラフトと材料生産の勉強)は今年で達成するもよう。次の課題を徐々に見据えている。
未来がある程度わかっていれば対策が立てられる。流れにあわせて無理しないこともできるし、危険に突っ込むこともない。魔女はそうやって先見の明をもち生き抜く。
気になる方は未来予測の記事、ぜひどうぞ。