設備投資レース
① 【スクランブル】株、次の柱は「国内回帰」
前々から言われてたけど、設備投資の国内回帰で恩恵を受ける銘柄の上昇率をみてみると、ますますその傾向が強まってきてることがわかるにゃ。半導体の製造工程に必要なガスを供給する日本酸素は去年末から倍近くまで上昇。搬送設備を手がけるダイフクも3割上がってるにゃ。こう言った縁の下の力持ち系の上昇力は意外と息が長いかもにゃ。
② 【記者の目】デンソー、EV投資始動
そんな設備投資も企業によって状況は様々で、デンソーはこれからといったところにゃ。EV化の流れに対応すべく、炭化ケイ素(Sic)ウエハーの会社に出資。このSic半導体は「モーターを動かすインバーターに使うと消費電力を10%抑えられ」「EVの航続距離を伸ばすことができ、競争力の強化につなげられる」そうにゃ。
それでも株価は他のトヨタ系の銘柄と比べて反応は鈍く、「もう一声欲しい」っていう感じらしいにゃ。逆に言えば、今後の設備投資の動き次第では反発できる余地はあるかにゃ?
③ HIOKI、1~9月純利益21%増
一方で、設備投資がある程度進んで伸びしろがなくなってきてるところもあるにゃ。去年あたりから絶好調のHIOKI。いろんな測定器を作ってる会社で最近は特にEVバッテリー関連の測定器が好調らしいにゃ。直近の1〜9月期も本社工場を増強して受注残の消化が進んだことで3期連続の最高益に。ただ、「受注実績は286億円と0.4%増にとどまった」そうで、キャパが上がった分、そろそろ頭打ち感も出てきたにゃ。特に中国の景気減速の影響が大きいらしく、もう一段ブーストがかかるまではちょっと時間がかかりそうかにゃ?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?