採用代行事例⑤ 司法書士法人/社員30名/組織開発(製販分離)
当社株式会社クロコの採用代行サービス(RPO)をご利用いただいた企業様の事例を公開いたします。
※企業様より許可を得て制作公開しております。
◆定量成果
【司法書士法人R(仮称)実績】
・社員満足度向上(アンケートスコア40%向上)
・離職率低下(1年間/7%⇒4%)
・生産性向上(1人/15%増)
・採用費抑制(1人/120万円⇒45万円)
◆定性成果
・社内キャリア選択増
・社員サーベイ調査⇒業務改善プロジェクト立案フローの定着
・面接官質向上
◆背景
相談背景
社員数20名程の司法書士事務所を経営されている代表よりご相談を受ける。
①ぽろぽろと離職者が目立ってきた。(これまで離職者がいなかった環境が、20名を超えた途端、それ以上増やしても退職者が出て組織が拡大しない)
②1人当たりの売上等生産性が明らかに下がってきている。経験者を採用しているのになぜ?
③採用にお金がかかりすぎてコストが気になる。
上記③点を解決したいというご希望でした。
谷田部の提案
主に2点
・組織開発を通じて20名⇒50名の組織規模をイメージした組織改革
・組織課題の調査
◆時間軸
フェーズ1:目的の明確化(0.5ヵ月)
・組織が目指すべきゴールの策定
今回設定したゴールは【半年以内に、社員数30名を抱える事が出来る組織体制の構築と社員満足度の向上】としました。
フェーズ2:個人、組織課題の洗い出し(0.5ヵ月)
・社員に対してサーベイ調査・個別ヒアリングを実施
フェーズ3:スモールスタート(4ヵ月)
・組織課題の優先順位を策定し、優先順位の高いものからスモールスタートで小さな組織改革を積み重ねる。
実際に行った改革施策と優先順位は以下の通り。
フェーズ4:仮説検証・実証(1ヵ月)
・フェーズ3の検証結果を分析、方向性の検討
フェーズ5:成功・失敗の原因究明と再現性の獲得
・ⅰからⅲについては概ね社内の反応も良く、成功と言える。
・ⅳについては明らかに失敗といえる。要因としては、単にコミュニケーション機会を作ったとしても話手と聞き手、特に聞き手側のコミュニケーションスキルが不足していた。ⅳ導入の前に、根本的なコミュニケーションに関する研修等が必要と思われた。
◆谷田部考察
本プロジェクトは半年間に渡り、組織開発という観点でRPOサービスを提供させていただきました。
今回のケースでは、人事制度や、組織図そのものを変更するという部分にタッチをさせて頂き、非常に良い経験が出来たと考えております。
社員の方々も様々な変更に戸惑いながらも良い組織にしたいという思いを持って積極的に関与頂、無事プロジェクトも完了できたと思います。
今回、司法書士法人という組織においての実務でしたが、上記見て頂ければわかる通り、組織開発においては、課題となる部分はどの様な会社でも近いものがあると感じました。
また、今回のケースを通じて士業の経営者の中で、採用に困っているという事の根本は組織課題にあるという点も意識していただけると離職率の防止や採用成功につながると感じました。
時代に合った採用を、時代に合った方法で。
株式会社クロコ 谷田部
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