定期試験の勉強なんかいらんやろ!!という中学生諸君へのアドバイス(by京大医学部生)
最近、note投稿を始めたクロコ(@koo52310552)です。今回は僕の中学時代の勉強生活、そして主に中学生に向けての定期試験に関するアドバイスを書いていこうと思います。
【僕の中学時代】
まずは中学校の時の生活や成績から、話していきましょう。
僕は兵庫県の甲陽学院という中高一貫に通っていました。基本的に普段の勉強は学校の授業と宿題のみ。(授業中はかなり寝ていました。今思い出すと、かなり態度悪かったと思います。先生、ごめん。)その一方で、宿題はきちんとやっていたほうだと思います。長期休暇課題も遅れることなく、提出していました。しかし、ぼくは、中学の時は普段の勉強量はあまり関係なく、重要なのは、定期試験前にどれだけ勉強し、定期試験でどれだけ点数が取れるか、だと考えています。この理由を説明します。
【なぜ中学では定期試験勉強が大切なのか】
なぜ定期試験は大切なのでしょう。それは、すべての科目において、中学の間に固めなければならない基礎事項が存在し、その基礎固めを定期試験の勉強で必ず補えるからです。特に英語と数学に言えます。しかし、これに対する反論として以下のようなものが考えられます。
「自分の行っている学校の、定期試験のレベルが低すぎて、勉強しても意味がない!俺はそんなもののための勉強時間があるなら、じぶんの参考書を進めるのに時間を使いたいんだ!」
これはよく聞く不満ですね。そこで、これを読んでいる人を二つに分類して説明したいと思います。
1. 高偏差値の中高一貫校に通っている人に向けて
まずはこの人たちです。この人たちは、後々受験で楽をしようと思っているなら、問答無用で定期試験の勉強をしてください。逆に言うと、それだけでもかなりのアドバンテージを手にすることができます。優秀な中高一貫校では驚くほどの速さのカリキュラムが組まれており、生徒たちはそれについていく必要があります。(僕の学校では中学三年間で、数学IIBまで終わらせていました。)僕は特別普段の勉強をしていたわけではありませんが、定期試験のたびに、勉強のスケジュールを組み、目標順位や点数を定めて、努力していました。そのため、日頃からずっと勉強している連中には勝てませんでしたが、常に30~50番/200人につけていました。それだけでも高校生になってからの模試では戦うことができたのです。逆に、ここでついていけなくなった人は後から自分で時間を取り、学校側のフォローもなしで、一人で周りに追いつかなければなりません。これにはかなりの時間と精神力を必要とします。
今遊んでばっかりで、学校の成績が悪くて、焦っている人は次の試験から、一週間から10日ほど、試験前に遊ぶのをやめて、勉強してみましょう。しかしそれでいきなり成績は取れるわけではないでしょう。なにせ今まで勉強をしてきていないのですから当然のことです。そこで大事なのはその結果の分析、そして改善です。と言ってもそれほど難しいことではありません。例えば次のように行います。
・単純に時間がなくてこの教科の勉強時間が足りなかった。
→一週間前に勉強を始めたのを、次からは10日前から始めてみる。
・英語の英作で、教科書の問題が丸々出てきて、少ししか書けなかった。
→次からは教科書の出そうな英作をピックアップして、暗記をしてみる。
・数学の積分の範囲が取れなかった。
→もしかしたら、微分からわかっていないことが原因かもしれない。春休み中に微分を見直してみよう。
これだけで良いのです。そうすれば、定期試験の成績は安定してくることでしょう。そのまま高校生での受験勉強に入れば、自分が全国でも良い位置につけているということがわかってくるはずです。
2. 公立中学に通っている人に向けて
おそらくこの記事を読んでくれている、かつ2の条件に当てはまっている人の中には、学校の授業や試験のレベルの低さにうんざりして、定期試験の勉強なぞ要らん!と考えている人もいるかもしれません。僕は定期試験で、毎回、全教科9割が安定している人はそれでいいと思います。安心して自学習に取り組んでください。しかしそうでない人、数学英語で満点が取れていない人に向けては、次のようにアドバイスしたいと思います。それほどレベルの低い試験なら満点を取れ、取れないならば、取れるほどの勉強をしなさい。そのための勉強時間はそれほど必要ないはずです。
なぜこれほどのことを言うのか、それは、あなたたちが3、4、5年後に戦わなければならないのは、中高一貫の難易度の高い定期試験をも、平然と9割とっているような連中だからです。特に国公立や医学部を目指している人はそれを自覚しましょう。そんな連中と戦うには、自分の学校でトップを取っておかなければ無理であろうことは想像がつきますよね。
さらに、定期試験対策をして、定期試験で成績を取りに行くことには、さらなるメリットがあります。それは、試験対策、スケジュール管理の練習ができる、ということ。どんな簡単な試験でも、スケジュールを組み、前回の試験を分析し、次に向けて対策を練り、勉強のスケジュールを組むクセをつけておくことで、後々、大学受験の際にその経験が役たちます。過去問を見て、設定した目標点に向けて、どんな勉強を、どのくらいの時間をかけてやるか、という計画を立てるときです。これは、日頃からやっておかないと、いざ高校三年生になってからやろうとしても難しいです。普段の定期試験を利用して、練習しておきましょう。
【まとめ】
今回は、主に中学生、高校一年生に向けての、定期試験に関するアドバイスとなりました。試験前になってもやる気が出ない人が、この記事を読んで少しでもやる気になってもらえると嬉しいです!
次回は、受験勉強が始まった後の、高校時代の成績を公開していきたいと思います!気になる駿台模試や京大模試(冠模試)の成績も公開するので、是非読んでください!
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