なかなか習慣化できない問題【ピアプレッシャー】
一年を振り返ってみると「これができなかった」「あれができなかった」などと嘆くこともあるかと思いますが、物事をはじめたのに続かなかったというのは誰でも経験があることと思います。
僕は「英語をマスターする」という目標が今年も未遂に終わりました…(ちなみに3年連続)
本日はそんな【なにやっても続かない問題】についてです。
習慣化はむずかしい
なにか新しいことをはじめてそれを続けることを「習慣化」といいますが、そもそも習慣化というのはとてもむずかしいことであると認識せねばなりません。
僕たちがふつうに生きていて習慣化に成功したことといえば、毎日ハミガミする、脱いだ靴をそろえる、毎朝決まった時間に出社するとかだと思いますが、それらが習慣化に成功した理由は「外的なプレッシャーがあったから」といえます。
つまり子供の頃から親にしつこく「寝る前にハミガミしなさい」と言われ続け、ちょっとサボろうもんならすぐに監視の目が光る、そんな外的なプレッシャーにさらされ続けた結果、毎日ハミガキをするというタスクの習慣化に成功したんだと思うのです。
一方で僕が失敗し続けている「英語をマスターする」は、外的なプレッシャーがゼロ。成功しても失敗してもノーダメージ。僕がこんな目標を掲げていることすら誰も知らない状況です。
「ピアプレッシャー」が習慣化のカギ
そんな周囲の人間のプレッシャーのことを心理学の用語で「ピアプレッシャー(peer pressure)」というそうですが、このピアプレッシャーをうまく使うことが習慣化するためのカギであるといえるんですね。
たとえば1年前に僕は「健康的な食生活に改善しよう!」という目標を掲げ、食べたもんを記録し続けるという「食事日記」というタスクをスタートさせましたが、いざやってみるとこれがかなりめんどくさい。
そこで、食事日記を毎日Instagramに投稿することにして、自分がサボれない状況を作ってみました。こんな感じに。
やってみたらこれが効果があったようで、こんなにめんどくさくて地味でクソつまらないタスクでも、「誰かに見られている」とか「途中でやめたらダメなやつって思われるかも」って感じにピアプレッシャーが働いて、なんと本日で395日も続けることができています。
モチベーションなんかに頼るよりも「環境の力」を使ったほうが習慣化しやすいということを証明する結果となりました。
結論
ということで【なにやっても続かない問題】の対策は、
ということになります。
人間は「自分は決めたことをやり抜く人間である!」と周囲に思われたいという性質があるらしく、あえて自分のチャレンジを周囲の人間に公開することでサボりにくくなるという効果があるみたい。
まぁ「SNSにさらすのはちょっと…」って場合は、親しい人に「私いまこれにチャレンジしてるんだ」って宣言するだけでも効果があるようなので、おためしあれ。