詰みの形を覚えようpart③
くろかずです。このシリーズの第3弾です。早速見ていきましょう！
＜追記＞
練習問題と応用問題の解答について、並べて確認できるように対応しました。
今回のテーマ図
パターン①▲３二飛
まずは飛車打ちです。△１三玉と逃げた手に対して、以下の3つの王手がよくある詰みです。
３六に歩がない場合は金などを打つ
△２四玉はⒶと同じ
△１二玉には開き王手で詰み
ただし△２四歩で詰まないことがある
この3つを抑えておけばOKでしょう。それでは練習問題です。
ヒント : 飛車成の位置
補足 : 角打ちの位置はどちらでもよい
ヒント : 角をどこから打つか
パターン②▲３二金
次に金打ちを見ていきます。2箇所逃げれますが、△１二玉と逃げた手をメインに解説します。これに対して、以下の2つの王手がよくある詰みです。
金を横から打つ
以下△２四玉に金打ちまで
香を上から捨てる
△同桂は腹金まで
どっちにに逃げても金打ちまで
１三におびき寄せることが大切です。それでは練習問題です。
ヒント : 角に注意
ヒント : △１三同玉の時にどうするか
パターン③▲３一角
最後は角打ちです。△１二玉と逃げた手に対して、以下の3つの王手がよくある詰みです。
これで詰み
歩がいるのが大切
逃げ道を封鎖
これはpart②で解説したパターンですね。今回みたいに詰みのパターンが連動することはよくありますので、過去の記事も復習しておきましょう。それでは練習問題です。
ノーヒント
ノーヒント
練習問題解答
練習①-1
▲３二飛 △１三玉 ▲２五桂 △２四玉 ▲３四飛成まで5手詰。
＜解説＞
銀と竜の連結で詰まします。
こちらから実際に並べて確認できます。shogi.ioを使っています。
練習①-2
▲３二飛 △１三玉 ▲３一角 △２四玉 ▲３五飛成まで5手詰。
＜解説＞
竜の横効きのおかげでこれで詰みです。3手目は▲２二角でも正解です。
竜がよく効いている
こちらから実際に並べて確認できます。
練習①-3
▲３二飛成 △１三玉 ▲３五角 △２四歩 ▲２五桂まで5手詰。
＜解説＞
3手目▲５七角は△４六歩で失敗します。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-1
▲３二金 △１二玉 (途中図) ▲２二金打 △１三玉
▲２五桂 △１四玉 ▲１五金まで7手詰。
＜解説＞
途中図より▲１三金は△同 角で失敗です。
▲１三金は角がよく働いて失敗
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-2
▲３二金 △１二玉 ▲１三歩 △同 玉
▲３一角成 △２四玉 ▲２五金まで7手詰。
＜解説＞
角を使って玉を追い出します。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-1
▲３一角 △同 玉 ▲３二飛 △４一玉 ▲４二飛成まで5手詰。
＜解説＞
今回のように、頭に飛車を打っても詰むこともあります。
と金でもよい
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-2
▲２二飛成 △同 玉 ▲３一角 △１二玉
▲１三香 △同 桂 ▲２二金まで7手詰。
＜解説＞
▲３一角以降は例のパターンです。
こちらから実際に並べて確認できます。
応用問題
応用問題に取り組んでみましょう。3つのパターンを駆使してください。
ヒント : 最後の3手は退路封鎖
ヒント : 角の打ち場所
ここで一旦：テーマ図について
はじめに戻ります。テーマ図で持ち駒に何があったら詰ますことができるでしょうか？
パターン①の場合は、飛車と桂、飛車と銀、飛車と角などでOK。
パターン②の場合は、金3枚と桂、金2枚と桂と香、金2枚と角と香、金2枚と銀と香などでOK。
パターン③の場合は、角と飛車、角と金と香などでOK。
整理して実戦で使えるようにしておきましょう。
応用問題解答
応用-1
▲３二金 △１二玉 ▲１三香 △同 玉
▲２二銀 △１二玉 (途中図)
▲１三金 △同 桂 ▲２一銀不成まで9手詰。
＜解説＞
途中図より退路封鎖の▲１三金が好手で詰みです。
こちらから実際に並べて確認できます。
応用-2
▲３二飛 △１三玉 ▲２二角 △２四玉 (途中図)
▲３四飛成 △同 玉 ▲３五金まで7手詰。
＜解説＞
3手目▲３一角だと、最後の▲３五金に△３三玉で詰まない。
角効きが生きて詰み
こちらから実際に並べて確認できます。
おわりに
いかがだったでしょうか？パターンを整理して詰まし方を理解できると、格段に強くなれます。初めは大変ですが、気長に頑張っていきましょう！
最後に少しだけ宣伝を。以下のホームページで棋譜添削をしています。よかったら覗いていってくださいm(__)m
ではでは！