詰みの形を覚えようpart②
くろかずです。このシリーズの第2弾です。早速見ていきましょう!
<追記>
練習問題と応用問題の解答について、並べて確認できるように対応しました。
今回のテーマ図
パターン➀▲3二飛
まずは飛車打ちからです。上の局面は角がよく効いていて、詰んでいます。ただし、配置が微妙に違うと詰んでいないこともあります。練習問題でその場合の詰まし方を把握しておきましょう。
パターン②▲2二金
次に金打ちを見ていきます。△1三玉と逃げた手に対して、以下の3つの王手がよくある詰みです。
他に香車を取る場合もありますが、実戦で出ることはそんなに多くないので、この3つを抑えておけばOKでしょう。それでは練習問題です。
パターン③▲1三歩
最後は歩打ちです。歩の代わりに香車や銀を使うこともあります。△1三同桂と歩を取った手に対して、以下の2つの王手がよくある詰みです。
この2つを抑えておけばOKです。それでは練習問題です。
練習問題解答
練習①-1
▲3二飛 △2一玉 ▲2二角成まで3手詰。
<解説>
2一に逃げられますが、2二にどちらかが成って詰みです。
こちらから実際に並べて確認できます。shogi.ioを使っています。
練習①-2
▲3二飛 △2三玉 ▲2二角成まで3手詰。
<解説>
飛車が3二にいないと上に逃げられます。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-1
▲2二金 △1三玉 ▲3二金 (途中図) △1二玉
▲2二角成まで5手詰。
<解説>
3手目に桂馬を取ると、飛車で角を取られます。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-2
▲2二金 △1三玉 ▲2一金 △2四玉 ▲3六桂 まで5手詰。
<解説>
今度は補充した桂馬を使う詰みです。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-3
▲2二金 △1三玉 ▲2三金まで3手詰。
<解説>
2三の金に紐が付いているので、これで詰みです。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-1
▲1三金 △2一玉 ▲2二金まで3手詰。
<解説>
1三の金を相手が取れないこともあります。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-2
▲1三香 △同 桂 ▲2二飛まで3手詰。
<解説>
金の代わりに飛車でも代用できます。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-3
▲1三香 △同 桂 ▲2一馬まで3手詰。
<解説>
1三へ行けなくなっているので、馬自身を動かします。
こちらから実際に並べて確認できます。
応用問題
応用問題に取り組んでみましょう。3つのパターンを駆使してください。
ここで一旦:テーマ図について
はじめに戻ります。テーマ図で持ち駒に何があったら詰ますことができるでしょうか?
パターン①の場合は、飛車1枚でOK。
パターン②の場合は、金1枚でOK。ただし、2四に逃げられる場合は、それに備えた駒が必要。
パターン③の場合は、金と香、金と銀、飛車と香などでOK。
整理して実戦で使えるようにしておきましょう。
応用問題解答
応用-1
▲1三香 △同 桂 ▲3二飛成 △2二金 ▲2一馬まで5手詰。
<解説>
1三を塞いでから一間竜を目指すのが正解です。
こちらから実際に並べて確認できます。
応用-2
▲2四桂 △同 歩 ▲2二金 △1三玉
▲3二金 (途中図) △2三玉
▲2二角成まで7手詰。
<解説>
初手▲2四桂が好手。途中図でその効果が分かると思います。
こちらから実際に並べて確認できます。
おわりに
いかがだったでしょうか?パターンを整理して詰まし方を理解できると、格段に強くなれます。初めは大変ですが、気長に頑張っていきましょう!
最後に少しだけ宣伝を。以下のホームページで棋譜添削をしています。よかったら覗いていってくださいm(__)m
ではでは!