くろかずの将棋・棋譜添削のホーム記事(2024年10月)

くろかずです。2024年の8月1日より将棋の棋譜の添削サービスを始めました。 初心者~アマ二段くらいの方を対象です。2、5、10局のいずれかの数の棋譜を確認し、改善点をお伝えします。詳細はこちらのリンクからご参照ください。

月ごとにホームの記事を変更するので、過去の記事を保管する意味でnoteに掲載しています。以下よりホームページに記載されている記事です。

2024年10月の自作詰将棋 (解答は末尾に記載)

5手詰
ヒント:馬を動かすタイミングが大切

2024年10月のtopics

今月のテーマ図

囲いの反対側から来た端攻めについて

ここで①▲1五同香と②▲1六歩がありますが、どちらのほうが良いでしょうか?実はそれぞれメリットとデメリットがあります。

①のメリットは、自分が香を早く持ち駒にできることです。デメリットは、相手も香を早く持ち駒にされてしまうことです。
②のメリットは、相手が香を持ち駒にするのに手数がかかり、瞬間的に駒得することです。デメリットは、自分も香を持ち駒にするのに手数がかかることです。

結論から言うと、大抵の場合は②のほうが良いです。②のメリットがあまりにも大きいからです。

②のメリットについて詳しく見ていきます。
▲1六歩に△同    香とした場合、▲同    香 △1五歩(次の図)と進みます。

この瞬間はまだ香を取られていません。(これめちゃくちゃ大事!) ここで技をかけられないか考えると良いと思います。

一例として、▲2四歩が挙げられます。
△同    歩なら、▲1五香で香が取られません。
△同    角なら、▲2七香で飛車先が突破できます。
いずれも先手良しです。

この瞬間はまだ香を取られていません。
大事なのでもう1回書きます。この感覚だけ今回は持ち帰ってください。

こちらから並べることができます。

詰将棋解答

▲2三香 △1一玉 ▲2二香成 △同    玉 ▲4四馬まで5手詰。

<解説>
初手▲4四馬は、△2四桂 ▲同    香 △2二歩で詰まない。
3手目▲4四馬は、△同    桂 ▲2二香成 △同    飛で詰まない。

こちらから並べることができます。

問題図
解答図

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