詰みの形を覚えようpart④
くろかずです。このシリーズの第4弾です。早速見ていきましょう！
＜追記＞
練習問題と応用問題の解答について、並べて確認できるように対応しました。
今回のテーマ図
パターン①▲４二金
まずは金打ちです。△２二玉と逃げた手に対して、以下の2つの王手がよくある詰みです。
この2つを抑えておけばOKでしょう。それでは練習問題です。
ヒント : 過去の記事の技を駆使
ヒント : これも過去の記事の技を駆使
パターン②▲４一銀
次に銀打ちを見ていきます。△２二玉と逃げた手に対して、以下の2つの王手がよくある詰みです。
頭金を狙うための銀捨ては実戦では頻出です。覚えておきましょう。それでは練習問題です。
ノーヒント
ヒント : 角の効きは偉大
パターン③▲５二飛
最後は飛車打ちです。2つ逃げ場所がありますが、どちらに逃げても以下の王手がよくある詰みです。
△４一玉とした場合でも、同様に飛車が成って詰みです。パターン③はこの詰み筋だけ覚えておけばOK。それでは練習問題です。
ヒント : 例のパターンにするには
ヒント : 玉が動ける範囲を確認する
練習問題解答
練習①-1
▲４二金 △２二玉 ▲３一角 △１二玉 (途中図)
▲１三歩 △同 桂 ▲２二金まで7手詰。
＜解説＞
お馴染みの▲１三歩でトドメを刺します。
ここでお馴染みの▲１三歩
こちらから実際に並べて確認できます。shogi.ioを使っています。
練習①-2
▲４二金 △２二玉 ▲３二金打 △１二玉 (途中図)
▲１三香 △同 玉 ▲２五桂 △２四玉
▲３五金まで9手詰。
＜解説＞
これもお馴染みの▲１三香ですね。
ここでお馴染みの▲１三香
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-1
▲４一銀 △２二玉 ▲３四桂 △１二玉 ▲２二金まで5手詰。
＜解説＞
桂馬が打てる位置が３四なので、3手目に桂馬を使います。
こちらから実際に並べて確認できます。
練習②-2
▲４一角 △２二玉 ▲２三金 △３一玉 ▲３二金まで5手詰。
＜解説＞
角効きを生かした▲２三金が好手です。
角成でもよい
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-1
▲３二金 △同 玉 ▲６二飛成 (途中図) △３一玉
▲４二竜まで5手詰。
＜解説＞
途中図の王手を目指すための金捨てが大事です。
これで横に逃げられない
こちらから実際に並べて確認できます。
練習③-2
▲３二金 △同 玉 ▲５二飛 △３三玉 ▲４二飛成まで5手詰。
＜解説＞
銀が待ち伏せているので、ぴったり詰みです。3手目は▲６二飛や▲７二飛などでも正解です。
こちらから実際に並べて確認できます。
応用問題
応用問題に取り組んでみましょう。3つのパターンを駆使してください。
ヒント : 練習②-2を思い出す
ヒント : 飛車の打つ位置
ここで一旦：テーマ図について
はじめに戻ります。テーマ図で持ち駒に何があったら詰ますことができるでしょうか？
パターン①の場合は、金3枚、金2枚と銀などでOK。
パターン②の場合は、銀と金2枚、銀2枚と金などでOK。
パターン③の場合は、飛車のみでOK。
整理して実戦で使えるようにしておきましょう。
応用問題解答
応用-1
▲２四桂 △同 歩 ▲４一角 △２二玉
▲２三金 △３一玉 ▲３二金まで7手詰。
＜解説＞
▲２四桂に△２二玉は▲３一角 (変化図)が好手で詰みです。
角を取ったら頭金
角成でもよい
こちらから実際に並べて確認できます。
応用-2
▲３二金 △同 玉 ▲５二飛 △４三玉 ▲５三歩成まで5手詰。
＜解説＞
飛車はこの位置でないと、と金を取られて詰みません。
連結してるおかげで取られない
こちらから実際に並べて確認できます。
おわりに
いかがだったでしょうか？パターンを整理して詰まし方を理解できると、格段に強くなれます。初めは大変ですが、気長に頑張っていきましょう！
最後に少しだけ宣伝を。以下のホームページで棋譜添削をしています。よかったら覗いていってくださいm(__)m
ではでは！