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文章の誤りをゼロにする校正の極意

noteを毎日書いていると、思わぬところで誤字・脱字を発見します。

noteのようなブログ的なものならまだ良いですが、お金をいただいて書く記事に関してはそうもいきません。誤字脱字はもちろん、事実と違うことを書いてしまうなど、持ってのほか。

僕も編集者として文章校正をしますが、客観的には気づけても、自分で書いた記事となると、思い込みが入って気づけない場合があります。

そこで今回は、ついやりがちな誤りを、限りなくゼロに近づけるための校正の極意について、お話しします。

01 | 表記チェック

(1)頻出単語、数値、アルファベット、単位などの表記が揃っているか
表記ルールをあらかじめ決めて、指針となるガイドラインを作っておくと良いでしょう。校正ツール(自作のエクセルなどで十分)などを使い、自動で検知するのもアリ。「です、ます調」などのトンマナも合わせてチェックします。

(2)誤字・脱字がないか
サラッと流れで読むと見落としがちなので、誤字・脱字はあるものと疑ってチェックするのが良いかと思います。漢字やアルファベットスペルの誤りなどにも注意。

(3)専門用語など、難解なワードがないか
誰に向けて書いてるのかにもよりますが、ターゲットユーザーにとってわかりやすい表記になっているか、いま一度、確認しましょう。

02 | 表現チェック

(1)リズムの良い文章になっているか。一文が長くなってないか
文章を音楽と捉えて、心地の良いリズムになっているかチェックします。音読することで気づける場合が多いです。特に一文が長い文章は、リズムが悪い場合が多いので、句読点をうまく使って短くしましょう。

(2)レイアウトは見やすくなっているか
記事全体をひとつの絵と捉えて、パッと見て読みたくなるかどうか。あまりにも文字が多く、真っ黒なものはそれだけで読む気が失せてしまうことも。「改行する」「行間を空ける」「画像を差し込む」「図表を入れる」など、全体のバランスをとりましょう。

(3)曖昧な表現を多発していないか
曖昧な表現からは自信のなさが伝わってしまい、記事の信憑性が一気に下がってしまいます。「〜と思います」「ではないでしょうか」「かもしれません」「気がします」などの表現を多発することは控えましょう。

(4)重複表現を使っていないか
助詞、接続詞、文末表現を連続して使用するのはなるべく避けましょう。2回であればギリギリOKです。

(5)不快な表現を使っていないか
ジェンダーや人種などの差別表現、誹謗・中傷、度を超した性的な表現など、読んだ人が不快になるような表現は控えましょう。線引きが難しいところではありますが、迷ったらその表現を使わずに、言い換えるようにしましょう。

03 | 事実関係チェック

(1)固有名詞に誤りはないか
人名、地名、店名、商品名、住所・電話番号などの詳細情報に誤りがないか、入念にチェックしましょう。大文字・小文字の違いなども含めて、一言一句違いのないよう、正式なものに合わせる必要があります。

(2)リンク先が正しいところに遷移しているか
記事に挿入したリンクが正しいサイトに遷移するかチェックします。URLを貼っただけでは、リンクにならず、テキスト形式になってしまう場合があるので、しっかり飛べるかどうかプレビュー画面などで確認しましょう。

04 | まとめ

今回は「文章の誤りをゼロにする校正の極意」についてお話ししました。極意と言ったら大げさですが、強いていうのであれば「何度も読みかえす」ことです。

上記で紹介したような項目でチェックシートを作り、項目ごとにチェックしていけば、誤りは限りなくゼロに近づきます。

僕も文章を扱うプロとして、改めて意識していきます!


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