子供達に夢を託して
目次
1.小さい頃はスパルタ教育
2.家のテレビは野球のみ
3.野球道具を放置
4.子供のきつーい一言で目が覚めたあの日
5.ライバルは父
6.洗脳すると必ずそうなる
7.【夢を現実に】が家族の合言葉
8.甲子園という聖地
9.運は自分で呼び込める
10.出逢いは運命的に
11.練習する才能
12.好きでは一流になれない。大好きであれ
13.キャプテン
14.これから息子達に求めること
15.終わりに
1.小さい頃はスパルタ教育
長男が野球を始めたのは私が29歳の時で、まだ社会人野球現役の時だった。
長男は私が野球をしていたこともあり、自然と野球を始めていた。
野球をやり始めた息子への指導は、まだ私も29歳で若いこともあり、叱るということが出来ず、怒ってばかりだった。
バッティングセンターへ行っても「なんでできへんねん!」「逃げるな!」と他のお客さんがいるにも関わらず大きな声で罵声を浴びせていた。
涙ながらに打っていた長男の姿は今でも鮮明に覚えている。
3年後には次男も野球やり始めたが、同じく厳しい指導は続いた。
ある日、次男の試合を観戦しているとボールを怖がっている姿があった。
試合が終わって全体練習も終わり、みんなが帰った後、ネットを出してきてバッターボックスのラインを引き、線のギリギリに立たせ、インコースギリギリ目掛けて思いきり投げ込んだ。
最初は避ける次男に「避けるな!」と怒りながら投げ続けた。その練習は1時間にも及んだ。
泣きながら立ち続けた次男。過呼吸になりながら立っていたが、さすがに怖かったに違いない。
長男はこの前「怒られたバッティングセンターには今でも行きたくないわ」と笑いながら言っていたが、今でも相当トラウマなんだろうと思う。
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