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アンチエイジングの鍵はここにあり〜機能性成分(ファイトケミカル)と活性酸素編〜

ダイエットをする際に筋トレだけではダメだと思い、食事管理をする為に書店で本を買った時のことです。栄養の基本がわかる図解辞典(成美堂出版)の栄養の種類の項目を見ていた時なのですが、五大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)の下に“機能性成分”の文字が………

“えっ!こんなの家庭科で習っていない!”と思い、慌てて勉強し直した訳です。
今回はそんな機能性成分について説明しようと思います。

【ポイント】
・機能性成分(ファイトケミカル)は体内の活性酸素を除去する抗酸化作用がある。
・活性酸素は強い酸化能力を持つ為、ガンや動脈硬化、老化の原因になる。
・現代人の食事と生活習慣は酸化しやすい。

□機能性成分とは?

機能性成分と書かれると馴染みがないかもしれませんが、最近は雑誌などでファイトケミカルという名前で紹介されているようです。より細かい名前でいうと、カロテンやポリフェノールなどがこれに当たります。
役割としては活性酸素を無害化し、生活習慣病や老化を防ぐ役割があります。また、機能性成分は1つの成分だけ摂取するよりも、複数種類組み合わせる方が効率的です。
抗酸化作用には4ステージあり、機能性成分は2nd stageで作用します。

1st stage 活性酸素やフリーラジカルの発生を防ぐ
2nd stage フリーラジカルを安定させる
3rd stage 酸化生成物を無害化し、損傷した細胞を修復する
4th stage 傷害が起こった部位に抗酸化因子を送り込む
※活性酸素の多くは、大変不安定な分子構造を持つ物質(=フリーラジカル)で強い酸化力を持つ。

□活性酸素とは?

活性酸素自体は、呼吸で取り込んだ空気中の酸素が体内で反応してエネルギーが作られる時に、強い酸化力を持って発生します。適切な量であれば、菌から細胞を守る役割がありますが、大量に発生すると細胞が劣化し老化や生活習慣病の原因になるとの事です。つまり、これらの害を防ぐ為に機能性成分が必要という訳です。

□現代人の食生活と生活習慣病
食の洋風化により日本食に不足していた、たんぱく質、脂質、カルシウムの補填がされました。しかし、それと同時に生活習慣病のリスクも増加しました。また、ビタミン、ミネラルが不足気味です。(=現代型栄養失調)
さて、ここで日本人の死因を見てみましょう。

1位 ガン-29%
2位 心疾患-15%
3位 肺炎-10%
4位 脳血管疾患-9%
5位 老衰-6%
6位 事故-3%
7位 自殺-2%

どうでしょうか?ランキングの3/7が生活習慣病になります。つまり、ここをカバー出来れば数値上の死因としては肺炎か老衰、事故、自殺となる訳です。

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