1人で映画を観に行くときのこと
月に一度くらいのペースで映画館に行く。
わたしは特別映画好きというわけでもないため、わざわざ映画館まで観に行くのは、
①野木亜紀子脚本 or 坂元裕二脚本
②もともと好きな小説 or 漫画の映画化
③とてつもなく話題になってるやつ
のどれかに当てはまる場合がほとんどである。
そのほかで映画に触れるのは、公開当時に重い腰が上がらなかった作品をアマプラで見つけて観る、ときくらいだ。
映画館には、友達と行くこともあるし、1人で行くこともある。
最近だと、「ルックバック」(上記分類②)は友達と行って、「ラストマイル」(上記分類①)は1人で行った。
(2024年8月は月に二本、映画館で観た。いつもの倍だ)
友達と映画を観るのは、もちろん楽しい。
上映後、シアターを出てすぐにああでもないこうでもないと感想を言い合える、という醍醐味がある。
映画館からカフェまでの道のり→カフェでの2時間→カフェから駅までの道のり→どちらかの最寄り駅までの乗車時間。
期待通り、もしくは期待以上に映画が面白かった場合は、感想合戦はこれだけの時間におさまらない。
それぞれの家に帰宅後も、「今日はありがとう!無事家に着きました」のLINEをきっかけに、感想合戦の続きが再開される。
LINEは、双方の晩ご飯や夕食や家族団らんによる間断を挟みながら、布団に入ってもだらだらと続く。
そして日付が変わった頃、一方が「そろそろ寝るか」と送信し、もう一方が「そうだね」みたいなスタンプで答え、さらに双方がそれぞれの手持ちの「おやすみ」みたいなスタンプを送ることで、この怒涛の感想合戦は終わりを迎えるのだ。
たとえば翌日、学校や職場で顔を合わせたとしても、もうどちらからも昨日の映画の話は出ない。
昨日のうちに語り尽くしたからである。
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一方、1人で映画を観に行った場合。
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